55634|中小企業のブランディング

農業 x ブランディング

 

なぜ、農業にブランディングが必要なのか?

昨今の健康志向や食の安全に対する消費者の興味関心は、ますます高まるばかりです。ひと昔前までは、「じゃがいも」と言えばどのじゃがいもも同じ扱いで、価格が購入の際の大きな決め手でした。

ところが、最近では「どこの誰が作ったのか?」、「農薬はどの程度使っているのか?」、「品種、味は?」といった農作物そのものに関する情報はもとより、「環境に配慮しているか?」、「どんな人がどんな想いで作っているのか?」といったより深い情報までが興味の対象になっています。

また、地域で採れたものを食べたいという「地産地消」への関心も高まり、国産であること、地元産であることも大きな購買動機になっています。

すなわち、農作物にまつわる直接的・間接的なありとあらゆる情報が付加価値となり、消費者の購入動機につながっていると言っても過言ではありません。

さまざまな地域で生産される農産物は、その土地の自然の恵みであり、生産にたずさわる人たちのたゆみない努力と工夫の結晶です。形や味へのこだわり、品種の歴史や特徴、または関わる人や仲間など、ものづくりに関わるすべてのことが、ブランド価値を生み出す大きな資源です。

 

 

良いものを作るだけでは伝わらない。

農業において共同出荷が主な基盤であったこれまでの時代は、「品質や味の良いものを作っていれば、自然に売れるはず」という考え方が主流にありました。ところが、あらゆるところに情報があふれている現代では、生産・出荷の形態に関わらず、その存在を知ってもらうこと自体が1つの大きなハードルとなっています。

近年注目を浴びる「6次産業化」は、農業分野に2次産業・3次産業を取り入れ、農業経営の多角化による収入向上や就業機会を増やすことを目指すものですが、こうした取り組みにおいても生産する農産物そのものを正しく整理し、伝え、ブランド価値を生み出すことが大切なアプローチです。

お店でもネット上でも、たくさんの似た「じゃがいも」が無数に売られています。その中から、あなたの「じゃがいも」を知ってもらい、興味を持ってもらう。それがすべての始まりです。

さらに、そこからその商品(農作物)の良さや農家さんのこだわりを伝えるために、より詳細な情報が必要になります。昔ならば、八百屋さんが店頭で「このじゃがいもはどこどこで採れて、値段の割に美味しいからオススメだよ」と教えてくれたはずですが、今はスーパーの棚に並んでいるだけです。

ファーマーズマーケットや朝市のようなイベントで販売する際も、ほかのお店もなるべくたくさんの情報を伝えようと必死ですから、あなたの商品の良さを伝え切れないこともあります。そんな時、消費者の人が家に帰ってから見返せるものや、誰かに紹介する時に見せられるものがあると便利です。

これらは、家具や雑貨、電化製品に限ったことではなく、農作物などの食べ物でも同じです。

 

 

ブランディングは、消費者に直接届けるためのツール。

まず、最初のステップとして商品を知ってもらうためには、「ほかと違う」とひと目で判る何かが必要です。これはロゴマークやネーミングに当たります。そして、商品についてより詳しく知ってもらい、その情報を拡散するためには、パンフレットやホームページといった、どこでも誰でも見られるツールが必要になります。

またインターネットが発達した現代だからこそ、農園(事業規模)の大小に関わらず、情報発信の手段次第で知ってもらえるチャンスは大きくなったと言えます。ブランディングは、このチャンスを生かすための戦略です。

ブランディングでは、こうした「知ってもらうこと」と「情報やストーリーを伝えること」を、ターゲットとする顧客層や価格帯に合わせて、一貫性のある表現で継続して積み上げていきます。ブランディングを実践することで、「素朴な感じ」「都会的な雰囲気」、「○十代くらいの女性が好きそうな」など、商品の安定したイメージを伝えていくことが可能なのです。

最初は効果がすぐに感じられないかもしれませんが、正しい方法で続けることで、やがて、認知度や知名度が上がり、売上や販路の拡大に繋がっていきます。農業におけるブランディングとは、農産物や農園、そこに関わる人やその想いを理解し、好きになり、買ってくれるファンを増やし続けることです。

情報があふれる時代だからこそ、しっかりと、ていねいに伝えることがより重要なのです。
 

 

ご依頼いただけるモノ・コト

当社では、農園のロゴマークから商品の販路開拓・マーケティング戦略まで、さまざまな形でブランディングを手がけています。自社農園の農作物や加工品の品質に自信はあるけれど、どんな顧客層にどのように売って良いかわからない、ステップを踏みながら着実に販路を広げていきたいとお考えの方は、ぜひ当社にご相談ください。

下記はご依頼いただける制作物の一例です。実際には、これらを組み合わせたり、一定の期間をかけて制作していくことで、より高いブランディングの効果を期待できます。また、下記以外にも、ブランディング戦略に合わせて最適なツールをご提案させていただきます。

●農園/農産物・加工品のコンセプトやネーミング、キャッチフレーズ
●マーケティング戦略
●農園のロゴマーク
●農産物・加工品のロゴマーク
●農産物・加工品のパッケージ(シール・ラベル・袋等)
●POP(展示会・イベント出店用、スーパーの売り場用等)
●ホームページ
●パンフレット
●名刺
●看板・横断幕
●商品撮影
●プレスリリース支援