55634|中小企業のブランディング

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石の上にも三年。ブランディングにも三年かかる?

個人的には「石の上にも三年」という格言が、好きではありません。

自分は転職もしているし、起業もしているので、変化やチャレンジはどんどんしたほうがいいと考えています。

ただ、事業として成果を出すには、三年というスパンは、非常にキリがいいと思っています。特にブランディングにおいては、三年取り組んでダメなら、大がかりな改革が必要だと思います。

自社ブランドを立ち上げるとき、一年目には、コンセプトを考えたり、試作品を作ったり、ホームページ、パンフレットなどを作成します。いわゆる準備期間。

そして、二年目。それらのツールを使って販路開拓。取引先の開拓、ネット販売など、あらゆる販路を見つけ、売上を立たせるにはどうすればいいか策を練り、実行します。本格的に販路開拓が進められるのは、この二年目になります。

三年目になると、いくつかの販路を持つ一方で、まだまだイベント出展などの単発販路が多く、継続取引が続く販路をおさえる必要があります。「棚をとる」という言い方をしますが、分かりやすく説明すると、百貨店などの棚に常に商品が置かれ、販売されている状態のことです。常設ともいいます。

こうして三年がひとつの目安になります。「もっと早く進めたい!」と思う経営者さんもいるかもしれません。ですが、ブランディングは短期のキャンペーンとは違いますので、あまり結果を急ぎすぎると、安売りにつながる危険性もあります。じっくり熟成するように、着実に一歩を積み上げる必要があります。

先日、三年間ブランディングに取り組んできたクライアントが大きな成果をあげました。相性の良い大型店舗を三年目にして見つけ、売上が一気に伸びたのです。

もう驚くほど、商品が売れる。これまでに相性の悪い売り場では、1週間で数個しか売れなかった商品が、1日で10個以上売れることもあります。

二年目まではイベント出展など、単発販路が多かったので、売上も安定しませんでした。しかし、三年目以降のこれからは、相性の良い売り場で結果を出すことで、さらに販路が広がることでしょう。

石の上にも三年。ガマンというより、チャレンジの期間。ブランディングの現場では、そう感じています。

2018-12-12 | Posted in Blog, ブランディング論Comments Closed