「やめるべきことはやめる」が、ブランディングの基本です
年賀状をだす季節が、迫ってきました。12月は、個人も法人もその準備に追われているのではないでしょうか?
先日お会いした経営者さんは、「年賀状を送るのをやめました!」ときっぱりと宣言。もう来年の年賀状は出さないそうです。
いったい何があって年賀状廃止にいたったのかを聞いてみると、シンプルな回答でした。
「年賀状に時間と経費を費やすなら、他の有効なことに使おうと思って」と。
年賀状は新年のご挨拶であり、重要なツールと思っている人は、いまだに多いと思います。たしかに歴史ある慣習ですし、それは否定できるものではありません。
しかし、それは「昔からあるから」という理由で続けていることでもあります。いまではInstagramやLINEを通じて、常に「つながっている」状態が当たり前のようになっています。
そうした時代の変化のなかで年賀状がもつ価値は、年々、下がっているのではないでしょうか。
当社でも、すでに年賀状は出しておりませんが、ビジネスには何ら影響ありません。人手不足が叫ばれる日本で、何に「時間」を投資すべきか。そのためには「何をやめるべきか」が重要です。
何でもかんでもやることに、ブランドの精神はやどりません。
何かをやめることで、何かに集中できる。この好循環をつくることが、ブランディングの基本になります。