55634|中小企業のブランディング

Blog, ブランディング論

なぜブランディングに紙媒体が必要なのか?

インターネットが誕生して以来、情報発信の主軸はWEBになりました。

ホームページにはじまり、Facebook、Instagram、Twitterなど、SNSでの情報発信。「もう紙媒体なんていらないよね」という声をよく聞きます。

ところが「やっぱり紙媒体が必要だよね!」という、全く真逆のことを言う経営者の方と先日お話しました。

その理由を聞いてみたところ、「紙は受け取った側が、自分のお店に親近感を湧いてくれやすい。WEBでの情報発信には限界がある。紙のほうがリピーターの再来店につながるんですよね!」ということでした。

実際に、このお店ではDM系の紙媒体にあらためて投資することで、お客さんの来店率が向上したという結果を出しています。

みんながWEBだから、あえて紙。

みんながWEBに行くから、そこで情報の渋滞がおきている。ならば、渋滞を避けて空いている道へ。「人の行く裏道に道あり花の山」という格言があるように。

この時代に紙に投資する経営者はどんどん減っているので、むしろレア感が増し、きちんとしたデザインをすれば、ブランディングに寄与するのでしょう。

紙のほうが、手ざわりなどの「触覚」もプラスされ、ブランディングにとって効果的な場合もあるのです。紙の本が年々、売れなくなってきていますが、紙の本は「本を出版した」というブランディングの側面もあります。

ちなみに、この経営者さん。ホームページやSNSにもきっちり投資をされています。その上での、あえて「紙」なのです。WEBでは手軽に情報発信&広く拡散。紙では再来店&思い出してもらう。このように情報発信を使い分けているのです。

この見極め。経営者にとっての嗅覚が必要です。

「WEB or 紙」ではなく「WEB + 紙」の考え方。ブランディングでは、ますます重要になってくるでしょう。

2018-12-11 | Posted in Blog, ブランディング論Comments Closed