55634|中小企業のブランディング

「就職」「転職」「起業」して思ったこと

冬から春になり、暖かくなり始めた3月の空気は、新社会人になった頃を思い出す。社会人として働きはじめてから、今年で15年になる。

この15年間で、大企業に2年半、中小企業に7年、起業して4年半と、さまざまなワークスタイルを経験してきた。はたからみたら、行動に一貫性がないのかもしれないけれど、自分の中では、そのひとつひとつの道を納得して選んできたつもりで、その都度、覚悟をもって行動してきた。

こうした経験からなのか、転職の相談をよく受ける。そのときに大半の人は「転職を考えているけど、いざというとなかなかね」と言う。たしかに、リスクばかり考えると「転職は怖い」という気持ちも分かるけど、転職しないリスクもあると思う。何も決断しないリスクは、見えないリスクである。

それに案外、直観で良いと思った道が結果的に正解だったりする。むしろ「選んだ道を正解にする」という強いモチベーションも必要だと思う。

いまのブランディングの仕事は、経営者と話す時間が仕事の多くを占める。中小企業は、アイデアから実行までのスピードが速く、「今すぐやってみてダメなら軌道修正!」というダイナミックさがある。中小企業って本当にオモシロイなあと、つくづく思う。

いまの自分が、就職活動を始めたあの頃の自分にアドバイスするとしたら、「中小企業の門戸を叩いてみれば?オモシロイよ」と、言うかもしれない。

自分の実感では、大企業はビジネスモデルや制度こそ整っていて安心感はあるけれど、ハグルマの一部という感じは否めない。自分がいなくなっても組織はまわっていく。

中小企業は、個人の存在感が大きいし、部署が少なくて縦横無尽に動き回れる。働き方だって直接、経営者に相談できるし、もしくは制度を変えることができる。

ただ、中小企業は経営者のトップダウンで独裁的な要素が強いのは否めないので、経営者との相性は非常に重要になってくる。それでも、ぜったい起業したい性分の人でなければ、中小企業の中核人材という選択肢も、十分にやりがいがあると思う。

これからの時代、定年が先延ばしになり、生涯をつうじて働くことが必要になってくるとしたら、定年までバリバリ仕事をして、定年後は余生を楽しむのでは、いつになるのか分からない。毎日をまんべんなく、ほどほどに楽しみながら生きる、というライフスタイルが大事になってくると思う。

多くの仕事が人工知能に取って代わられるといっても、人が人である限り、働くことの喜びや、やりがいが人生に与える影響は、かけがいのないものだと思う。

2017-03-20 | Posted in Blog, 起業No Comments »