巌邑堂「展示パネル」デザイン|新宿伊勢丹|東京
新宿伊勢丹の「今め菓子」コーナーに、浜松の【巌邑堂】さんが出展されました。お店のイメージを印象づける「展示パネル」を今回ご依頼いただき、デザインさせていただきました。
老舗らしく、でも古めかしくもなく、新しい時代に向かっていくような気持ちを、いさぎよく表現しました。「和」の雰囲気はあまり装飾を派手にしすぎると、コテコテの「和」に見えてしまいます。それはそれで必要な場合もあるのですが、今回の【巌邑堂】さんの場合は、禅の心や侘び寂びを感じさせるような、シンプルな「和」の表現を目指しました。
あくまで主役は、和菓子です。展示パネルといっても、その和菓子を引き立てるように、世界観を表現するお手伝いにすぎません。撮影では「和菓子」と「木型」を印象的に撮影することに神経を集中させて、余白にも意味を感じるようなレイアウトで仕上げました。
こちらは、店舗紹介の展示パネル。伝えたいのはあくまでも「世界観」なので、展示パネルで店舗を詳しく紹介はしていません。むしろ、このぐらい簡素なほうが、詳細を知りたくて真ん中に置いてあるパンフレットに手が伸びるのではないでしょうか。
こうして「浜松のモノ」が注目されることが嬉しいですし、その舞台に微力ながら協力できて、仕事冥利につきます。
●この記事を読まれた方には下記のページもおすすめです。合わせてお読みください。
→お店の雰囲気と調和する看板制作|遠州綿紬のぬくもり工房「看板」デザイン