55634|中小企業のブランディング

その他

浜松は農業が盛んだから、デザインの力で応援したい

静岡県浜松市は農業がとても盛んです。しかし、農家の方々は農産物の生産に追われ、ホームページ(HP)やロゴなどのデザインのことまで考える時間がないことと思います。

今回は、そんな農家さんにとって、何からデザインに取り組んでいいのかを簡単にお伝えしたいと思います。

農業をデザインの力で応援したい。そんな思いを込めて。

農家に必要なホームページ、ロゴ、パンフレット

 

ホームページ、ロゴ、パンフレットのデザインでしっかり魅力を伝える。この3つのデザインは、農家にとって最も基本的な販路開拓のツールとなります。

農業を営む人や会社が農産物を売り込むとき、農園のロゴマーク、農産物・加工品のパッケージ(シール・ラベル・袋等)、POP(展示会等)、看板、商品撮影など、デザインが必要なものはさまざまです。

その中で、最も商談の成否にかかわるのは、ロゴマーク、ホームページ、パンフレットです。

農家にとってロゴマークは旗印

ロゴマークのデザインは、農家にとっての旗印。農園の目印になるだけなく、ほかの農産物と並んだときに、自分たちのものだと示すマークといえます。

ロゴマークは、農園のロゴマークや、商品ごとのロゴマークなど、販売戦略によって必要なものが異なります。ここで大切なことは、手にとる消費者の視点です。スーパーや道の駅で売場を歩いている人が、ついつい手にとってくれる「気になるロゴマーク」をデザインすることが大切です。

ホームページのデザインにもこだわろう

いまや一人が一台、スマホを持つ時代になりました。言わずもがなでWEBの時代です。このWEBの時代にホームページがないか、もしくはホームページが魅力的ではない場合、知らないところで大きな商機を逃している可能性があります。

ホームページを持っていたほうがいい時代から、ホームページを必ず持つ時代へ、そして、ホームページで商品のこだわりを伝えていく時代へ突入しています。

どんな業種であれ、ホームページの内容やデザインにこだわっていくことは、全世界に情報発信するチャンスになり得ます。

パンフレットで手配りで農産物の良さをつたえよう

先ほどホームページの重要性をお伝えしました。しかし、ホームページのデザインにこだわるだけでは、情報発信や商談の成否を決めるには、まだ足りません。

目の前にいる人に直接語りかける、人づてに魅力を伝えるには、パンフレットが有効です。特にスーパーや百貨店のバイヤーと商談するときに、パンフレットは効果を発揮します。

忙しいバイヤーさんを前に、農産物や加工品の魅力を伝えられる時間(持ち時間)は、10分程度しかない場合があります。そのときに商品の魅力をすべて伝えられるとは限りません。また、農産物の取り扱いを決める決裁権を持っている人が、当日商談に立ち会っていない可能性もあります。

そうしたときに、しっかりとデザインされたパンフレットがあれば、手渡しで渡せますし、その後のチャンスを逃すことが少なくなります。

ホームページとパンフレット、必ずこの2つは情報発信の両輪となります。

餅は餅屋。デザインはデザインのプロに任せる

デザインは、販路を想定してデザインの雰囲気を考えたり、WEBシステムやグラフィックソフトの専門知識が必要だったりします。

農家の方々は農産物を育てるプロフェッショナルではあると思いますが、デザインにおいては、よく分からないことが多いことでしょう。

当社では、農家の皆さんの思いを大切に、農園や農産物や加工品の魅力がしっかりと伝わるデザインを心がけています。デザインでお悩みの際は、ぜひお気軽にご相談ください。

●デザインでお悩みの際は、ぜひお気軽にご相談ください。

農園や農産物・加工品のデザインを相談する

2019-10-03 | Posted in Blog, その他No Comments » 

 

農家ホームページ(HP)のデザイン費用の目安

農家のホームページは、デザインが重要。

農家や農園でホームページを持っていない方、まだまだ多くいらっしゃると思います。自分でホームページをつくってみたけど、なかなかいいデザインができない。リニューアルしたい。そんな方もいるのではないでしょうか?

インターネットが発達した現代だからこそ、農園(事業規模)の大小に関わらず、情報発信の手段次第で知ってもらえるチャンスは大きくなったと言えます。農家・農園のホームページは、自分たちが育てた野菜や果物のおいしさ、こだわりを伝え、より多くの人に食べていただくチャンスを広げるための戦略です。そのためにデザインが必要なのです。

 

ホームページデザインの費用の目安は?

ホームページが必要だと感じて、「ホームページをつくりたい!」と思っても、その前に、費用の目安を知りたいと思います。

農家のホームページをデザインする場合、かかる費用は大きく2つに分類できます。

1つ目は、撮影料。野菜や果物の魅力を伝え、「おいしそう!」と思ってもらうには、写真の力が必要です。プロのカメラマンによる撮影であれば、よりいっそうおいしく見えることは確かです。ホームページのための撮影料は、カメラマンや撮影日数にもよりますが、10万円程度の予算をみておくといいでしょう。

2つ目は、デザイン料。ホームページをどういう構成にして、農家・農園・作物の魅力を伝えていくかデザインを考えます。また、パソコンで見た場合とスマホで見た場合のデザインの違いなど、細部にわたり、デザイナーはホームページのデザインを考えます。ご要望によりけりですが、費用の目安としては、50万円程度はかかることが多いです。

 

ホームページのデザイン料は高く感じる?

ホームページは24時間、インターネットにつながってさえいれば、世界中どこからでも見ていただける、いわば「営業マン」のような役割です。

もし販路開拓の営業マンを一人雇用するとなると、年間で数百万円はかかるはずです。しかも1年間でです。ホームページは何年間も使えますし、ホームページ経由でお問い合わせや受注がくれば、ホームページのデザイン料は、営業マン一人あたりよりも費用対効果としては高いとも考えられると思います。

今の時代、気になった商品やサービスがあれば、まずはホームページを見てみる時代です。逆にホームページがしっかりとデザインされていないと、チャンスを逃すことにもあり得ます。そういった意味では、ホームページデザインは、農家にとって必要な投資とも言えると思います。

●ぜひご参考に当社がデザインしたホームページをご覧ください。

農家のホームページデザイン・ブランディング事例を見る

2019-10-01 | Posted in Blog, その他No Comments » 

 

AIに自分の仕事が奪われるのか

「AIに自分の仕事が奪われるのか」

最近こうした話題が、世間でもネットニュースでも聞かれるようになりました。おそらく、あらゆる分野で、この不安はつきまとうことでしょう。

AIに取って代わられるのは、いつ、どこで、どんな形でといった、はっきりとしたイメージが描きにくい。「あなたは明日、AIと交代です」と言われる日は、こないわけです。その得体の知れないバトンタッチが、不安を増大させます。

ただこれまでの歴史の中で、はっきりしていることもあります。自動車が普及する前の交通手段の一躍を担っていたのは、馬車でした。その手段の代替のために失われた職があり、生まれた職もあるのです。つまり、AIで失われる職もあれば、新たに生まれる職もあるということです。

自分の仕事がAIに奪われる心配をするよりも、どんな仕事がこれから生み出されるのだろうか、未来を想像する。時代の流れを読む。そんなポジティブな発想が大事になってくるでしょう。

人は、楽しんでいるときに最もクリエイティブになります。どんな仕事であれ、楽しんで仕事をしている人は、仕事に付加価値が生まれやすい。つまり、代えがたいということです。仕事を楽しんでるエキサイティングな人って、予測不能な動きをしたりします。

AIによって色々な仕事が代替されたとしても、人が心の底から楽しんでいることは論理的ではなく感情的なことであり、AIにとっては代替しがたいことになるでしょう。

「AIに仕事を奪われる」という恐怖よりも、自分の仕事は「AIを活用したらどんなことができるか」を楽しめるように心がけていきたい。そう思っています。

2018-12-01 | Posted in Blog, その他Comments Closed 

 

浜名湖クレソンが『満天 青空レストラン』で紹介されます!

ロゴマークとパッケージのデザインを当社にご依頼いただいた、新菜園さんの浜名湖クレソンがテレビ番組『満天 青空レストラン』で紹介されます。

お笑い芸人の宮川大輔さん、俳優の中村倫也さんが訪れ、浜名湖クレソンの魅力をリポートしてくれるそうです。浜松の新しい名物になる予感、楽しみですね。

放映予定は10月13日(土)18時30分〜、お時間ある方はぜひご覧になってください。

●この記事を読まれた方には下記のページもおすすめです。合わせてお読みください。
浜名湖クレソン「パッケージ」デザイン
浜名湖クレソン「ロゴマーク」デザイン

2018-10-11 | Posted in Blog, その他, 制作現場Comments Closed 

 

浜松から東京へ。ブランディングの成功につながる一歩

浜松でブランディングやデザインのお手伝いをさせていただいた2社が、東京で出店する機会が重なり、出店の様子を見てきました。2社ともに好調なスタートを切っているようで、ひとまずホッとしました。

東急ハンズ新宿店に期間限定で出店のネックラックさん。ロゴマーク、ホームページ、パンフレットの作成など、ブランドの立ち上げから関わり、販路を広げてきました。


日本橋の高島屋には、巌邑堂さんが出店。現在使われているパンフレットのデザイン作成を手がけさせていただき、新宿伊勢丹に期間限定で出店した際には、パネルのデザイン作成にも携わりました。

詳しくはこちらをご覧ください→巌邑堂「パンフレット」デザイン

お二人の経営者とも、抱負や苦悩のお話をこれまで聞かせていただき、ときには課題解決のお手伝いをしたり、その道のりを振り返ると、この晴れ舞台を自分のことのように嬉しくなります。

自分たちができることは、「価値をつくる」「価値をつたえる」というブランディング視点で経営者にアドバイスをしたり、想いをくんだ最適なデザインをすることしかありませんが、そのひとつひとつがヒントになったり突破口になったりして、次のステージに進むクライアントを見ていると、黒子である自分たちも感無量です。

もちろん、2社ともここがゴールではありません。まだまだ先を目指していることは間違いないです。ただ今回の出店は、未来を切り開く大きな一歩になることと思います。

 

浜松市の観光をブランディング視点から考える

浜松市は世界に誇る技術力、製造業のメーカーが有名な地方都市です。その一方で、農業も盛んで農家の数は全国一位というデータもあります。最近では、浜名湖を周辺とした観光にも力を入れていて、浜松市は「マリンスポーツの聖地」を掲げて、サーフィン、ビーチバレー、水上スキー、フライボート、ビーチラグビーなどを後押ししています。

そんな環境の中、デービット・アトキンソンさんが書いた『新・観光立国論』を読みました。デービット・アトキンソンさんはイギリス人で元ゴールドマン・サックスのアナリスト。現在は京都の小西美術工芸社の代表を務めるという異色の経歴です。

著書の中でも印象的だったのが、観光立国として成立するには「気候」「自然」「文化」「食事」の4つの条件を満たす必要がある。すべて満たさなくても、1つの条件が突出しているだけでは厳しいという視点です。さらに、日本人が日本の良さと考える「おもてなし」「マナー」「交通機関の正確性」は、観光の主軸にはならず、副次的な要素にしかならないという見解です。

『新・観光立国論』は、国について述べていますが、地方であっても同じことが言えると思います。浜松市は自然が豊かで、食材も多彩にあります。しかし、住んでいる人、訪れる人がどこか物足りないと感じているのは「文化」でしょうか。文化はすぐに熟成できるものではないし、歴史的な名所が数多くあるわけではありません。

その一方で、政令指定都市の幸福度ランキングで「住みやすさ1位」になった、浜松市。観光地としては全国に名だたるほどではなくても、住民は暮らしやすいと感じているということでしょう。住んでいる人が「実は感じている良さ」が、この地域の魅力であり強みになる得るのかもしれません。

観光という側面で考えていくことはもちろん重要なことですが、地域の魅力を多角的な視座で見れるように、「この土地ならでは」を、これからも考え続けていきたいと思います。

2018-09-12 | Posted in Blog, その他No Comments » 

 

ブランディング を手がけた【ネックラック】が名古屋の東急ハンズ初出店

数年前からブランディングのご相談をいただき、これまで通販サイトを中心に販売してきた「ネックラック」が、名古屋の東急ハンズ9Fに初出店です!これから常設で商品をお買い求めいただけます。

新幹線やバスなど、乗りものに乗るだけで首が疲れ、シビレさえ起きてしまう人が世の中に大勢いるとのことで生まれた、このネックラック。

鍼灸師であり、ゴルフのコーチでもある、ネックラック開発者の金井さん。ご自身が頸椎症を患っていて、そのサポートにこのネックラックを開発した背景からも、信頼できる商品だと思います。

明日、8月10日も開発者の金井さんが店頭にてネックラックの使い方をレクチャーしてくれます。

首に不安を抱える方は、ぜひ名古屋の東急ハンズ9Fまでお訪ねください。

 

2018-08-09 | Posted in Blog, その他, 制作現場No Comments » 

 

ブランディングの費用の目安

予算はどれぐらい必要?ブランディング費用の目安

「ブランディングに取り組みたい。でもその前に、費用の目安を知りたい」

ブランディングが必要だと感じて、まず予算を心配する経営者は多いと思います。ブランディングは、その会社の状況や目指す目標によって期間や必要なデザインが異なるため、いくらで完成するとは一概には言えません。

基本的な考え方として、ブランディングは投資です。長い目で見て、今から育てるつもりで投資をしていくのです。費用だと捉えすぎると、未来への投資として思い切った施策が打てなかったり、ブランドが育つ前に十分な予算を配せずにプロジェクト終了となってしまいます。

ブランド戦略会議が必要かどうか?

自社ブランドを立ち上げたり、新規事業を企画する上では、第三者の目線はとても重要となってきます。また、何も戦略をもたずに経験や勘だけど頼りにしてしまっては、ブランドの立ち上げもなかなかうまくいきません。

そのため、当社では、自社ブランドを立ち上げるケースや新規事業のブランディングを行うときには、毎月1回のブランド戦略会議の開催をおすすめしています。その際に当社がアドバイザーとしてメンバーに加わることで、第三者の目線、未来に向けたブランド戦略などのアドバイスをして、ブランドづくりを推進します。

このケースの場合、月1度のブランド戦略への参画をはじめ、メール等による随時相談など、月額で5万円〜のご契約になります。クライアントが希望するサービスや、かかる時間、場所によって費用は異なり、オーダーメイドのサービスとなりますので、ご要望をお聞きしてクライアントごとに、御見積を提示しご契約となります。

期間の目安としては、初めは1年間を基準にしていますが、ブランディングは複数年かかることが大半なので、大抵の場合、そのまま継続して2年目以降もブランディングのパートナーとして携わることが多いです。

デザインの費用や期間、制作物にもよる

もうひとつの予算の目安として必要なのは、デザイン料があります。自社ブランドや新規事業を立ち上げるケースでは、ネーミングからロゴマーク、パンフレット、ショップカード、ホームページ、Facebookページ、Instagramの開設など、必要になるデザイン関係の施策は多岐にわたります。

「何を制作するか」によって全体の予算はもちろん異なり、クライアントの現状に応じた御見積となります。ロゴマーク、パンフレット、ホームページはブランドの情報発信に欠かせないものとして最低限は必要です。印刷部数やホームページの仕様によっても変動しますが、およその費用の目安としては、100万円〜200万円ぐらいでお伝えしています。もちろん、それ以上かかるケースもあります。

一般的に「ブランディングやデザインはお金がかかる」と思われがちですが、ブランディングに取り組むことによって得られるファンの獲得や売上アップ、一度デザインが完成すれば数年間(もしくは数十年)も使えるため、デザインの耐用年数も加味する必要もあります。

このように、ブランディングの費用といっても一概にはいえませんが、ひとつの目安になればと思います。

●この記事を読まれた方には下記のページもおすすめです。合わせてお読みください。

当社がブランディングのパートナーに選ばれる理由

2018-07-29 | Posted in Blog, その他No Comments » 

 

『遠州ブランドジャーナルvol.1』雑誌編集・デザイン|静岡|浜松

浜松・遠州の魅力ある企業のブランディング実例を紹介した本『遠州ブランドジャーナルvol.1』を出版しました。

浜松・遠州で、ブランディングに取り組む中小企業や店舗が増えてきた背景をふまえ、より多くに方にブランディング実例を知ってほしいという想いから、雑誌を出版することにしました。

コンテンツは、主に当社が携わったブランディング実例の紹介やブランド戦略の基本的な考え方、デザインの解説など、合計45ページほど。読みやすいA4サイズで、写真を多めに掲載しているので、ぱらぱらとめくりながら、各企業の世界観を気軽に眺めることができます。

ブランディング実例の一つが、立ち上げから二人三脚で携わってきた「遠州綿紬のぬくもり工房」さんのブランディングです。

ブランド名、ロゴマーク、ホームページ、パンフレット、パッケージ等により、トータルなブランドの世界観を打ち出すとともに、戦略的に取り組んだ販路開拓や直営店OPENなどの道のりを、デザインの実例とともに紹介しています。

ぬくもり工房さんのほかに、エルムコートさん、まるたけ堂珈琲さん、ナインスケッチさんの3社の実例も紹介しています。

「価値をつくり、価値をつたえる」という切り口で、中小企業のブランド戦略の基本的な考え方を伝えるコンテンツでは、ブランディングを進める上で必要な「本質」を、どのように捉えるかを掲載しています。

デザイン解説では、ネックラックさんのリーフレットをポイント別に解説しています。1枚のリーフレットの中に、目に見えない「想い」を「カタチ」にし、細かな部分にまで意識しながら制作していることが伝わると思います。

当社が運営する、遠州が誇る“ひと・もの・かたり”を発信するウェブマガジン「TOWTOWMI.jp」からは、遠州の誇るべき風景をあつめた「遠州百景」や、豊かな自然の中で育った海の幸・山の幸を紹介する「遠州三昧」を掲載しています。

TOWTOWMI.jpで掲載された、地域のピックアップ記事や、地域の繊維産業に関わる若手事業者の対談なども掲載。

新規農業者のインタビューでは、たまねぎ農家の渥美さんが就農したきっかけや熱い想い、今後の展望などが掲載されています。

ブランディングのポイントを紹介した雑誌が、地域を支える中小企業者の方や、その他さまざまな方々にとってアイデアやヒントを得られるものになり、この遠州地域全体を盛り上げていくことにつながればと考えています。

『遠州ブランドジャーナルvol.1』は、谷島屋さんでの取扱・販売(一冊/500円)となります。店頭でぜひ手にとってみてください。

この記事を読まれた方には下記のページもおすすめです。合わせてお読みください。
デザインで地域の魅力を伝える|EN magazine(エンマガジン)雑誌編集・デザイン

 

デザイン経営宣言(経済産業省・特許庁)を発表。ブランディングに注目が集まるか。

経済産業省・特許庁が2018年5月に「デザイン経営」宣言を発表しました(詳細はこちら)。

企業が事業を営むうえでデザインは重要であり、ブランド価値を生むと言及しています。デザイン経営とは、まさにブランディングに取り組むということです。

デザインは、企業が⼤切にしている価値、それを実現しようとする意志を 表現する営みである。それは、個々の製品の外⾒を好感度の⾼いものにする だけではない。顧客が企業と接点を持つあらゆる体験に、その価値や意志を徹底させ、それが⼀貫したメッセージとして伝わることで、他の企業では代替できないと顧客が思うブランド価値が⽣まれる。

中小企業のブランディングに携わっていて、日々感じていることと同感です。これまで日本では「良いものさえ作っていれば売れる」と、信じられてきました。当然ながら良いものを作ることは素晴らしいことであり、確かにそうだと言える側面もあります。

ただ、その「良さ」が本当に伝わっていますか?という点が重要なのです。せっかく良いものを作ったとしても、その良さが伝わらなければ購入者やファンは生まれません。良さを「伝えること」にも、良いものを作ることと同じぐらい熱量をもつ必要があるのです。当社のホームページでも「ブランディングとは」ページで、その重要性を語っています。

「デザイン経営」は、そのリターンに⾒合うだろうか。各国の調査は「YES」であることを⽰している。欧⽶ではデザインへの投資を⾏う企業 パフォーマンスについての研究が⾏われている。それらはデザインへの投資を⾏う企業が、⾼いパフォーマンスを発揮していることを⽰している。 例えば、British Design Councilは、デザインに投資すると、その4倍の利益を得られると発表した。

「デザイン経営」宣言の中でも、上記にあるように、デザインに投資することで実際に4倍の利益を得られるというデータにも言及しています。当社ホームページの「効果・改善事例」に掲載しているように、利益だけでなく様々な効果がブランディングによってもたらされています。

「デザイン経営」宣言では、具体的な基準として2つの条件を挙げています。

「デザイン経営」と呼ぶための必要条件は、以下の2点である。
① 経営チームにデザイン責任者がいること
② 事業戦略構築の最上流からデザインが関与すること

2つとも非常に重要なことで、デザイン経営・ブランディングに取り組む上では、どちらも欠かせません。しかし、この2つを満たす人材は高度な「クリエイティブディレクター」であり、デザインの知識だけでなく、経営の知識も身につけたスペシャリストです。

中小企業でそんな希少な人材を見つけ、採用し抱えることは現状難しいでしょう。クリエイティブ人材が多く集まる東京ならまだしも、特に地方ならなおさらです。その現状を踏まえると、中小企業は外部ブレーンのクリエイティブディレクターと二人三脚する形が理想的だと感じています。

自社の経営状況、事業戦略を理解してもらいながら一緒に未来を考える。常にデザイン思考や第三者の視点からアドバイスを受け、事業にデザイン思考を自然に取り入れていく。その形が、中小企業が「デザイン経営」を実現する方法だと感じています。

その形を実現できるよう、当社では「アドバイザー」と「デザイン」というカテゴリーに分けてデザイン経営をサポートできるようにしています(詳しくはこちら)。

デザイン経営・ブランディングは、「強みを活かして、突き抜ける」ことで成果を上げます。これからデザイン経営を取り入れ、強みを活かして突き抜ける企業が増えていくことを応援しています。

●この記事を読まれた方には下記のページもおすすめです。合わせてお読みください。

ブランディングは「経営」と「デザイン」の融合である

 

 

2018-06-28 | Posted in Blog, その他, ブランディング論No Comments » 

 

日本の伝統技術を、いかに現代に生かすか

先日、中区佐鳴台にある「まるたけ堂 珈琲」さんへ、当社がプロデュースした「禅組子」の企画展のお披露目会に出席しました。

まるたけ堂 珈琲さんは、自家焙煎した珈琲豆をていねいにネルドリップしたこだわりの一杯を味わえるお店です。くつろぎをコンセプトに上質な空間でゆったりとした時間を過ごせます。

中に入ると、店内の中央に作品が配置され、大きな作品ではありませんが、その佇まいは存在感があります。

浜松市の組子職人の山下さんが、当社へ組子をアート作品にできないかとご相談に来られたのが今年の4月頃。作品を見せてもらい、組子をそのまま飾ると建具のような日常的な雰囲気がでるため、作品を小さくし、額装することでアート作品として昇華できるのではと提案しました。

作品をながめていると心やすらぐ印象を受けたので「禅組子」と名付けました。「禅を感じる美しさ」をコンセプトに、1600個もの木のパーツを職人が手作業で組み上げ、モチーフとなっている麻の葉は、古来より魔よけや葉がまっすぐ伸びることから、子どものすこやかな成長を願う縁起物として用いられているそうです。額装は、中区鹿谷のページワンさんにお願いしました。

企画から約2ヶ月でお披露目できた禅組子。ブランディングにおいて事業のスピードアップも重要な要素のひとつ。スピード感は常に意識することを心がけています。

▲1番最初に山下さんに見せていただいた作品

小さく切り出した木のパーツを、手作業で組み上げる「組子」の技術は精密な作業で、一人前の職人になるには10年以上の歳月がかかると言われています。一方、建築業界における現在は既成品が主流となり、手作りによる伝統様式の建具は希少な存在となりつつあるほど、国内の需要は大きく落ち込んでいます。

組子職人の手仕事が減少する中、新しい価値としての組子を提案できたかと思います。

近くで見ると繊細かつ迫力満点です。正確にカットされた細かな木のパーツは、熟練した職人の技を感じます。

 

組子職人の山下さんからのご挨拶では、禅組子が誕生した経緯や建具業界の現状を語られました。娘さんの「組子ってアートなの?」という一言から組子をアート作品にできないかと考えた、と山下さん。娘さんの問いかけが、禅組子が誕生のヒントになったのですね。くわしくお話を聞くと意外なストーリーが背景にはあります。

お披露目会に彩りを添えてくださったのが、森町にある「精進懐石 無庵」さんのお料理。丹精込めて作られたお料理からは、季節の野菜や果物の素材本来の味わいや旨みを感じます。

また、中区山手町のワインハウス新美さんがセレクトしたナチュラルなつくりのワインは、やさしい味わいと香りで、華やかな雰囲気を演出してくれました。

禅組子展は630日まで。緻密な禅組子の世界を堪能しに、おでかけしてみてはいかがでしょうか。

まるたけ堂 珈琲

http://mc-ka.com

会期:2018612日(火)~630日(土)

時間:10:0018:00

定休日:日・月

入場料:無料

2018-06-22 | Posted in Blog, その他No Comments » 

 

ブランディングの英気を養う、新年の宴

クライアントにお招きいただいて、ご自宅での新年会に参加してきました。

日頃は、ブランド戦略会議で、ブランド価値や販路開拓、WEBマーケティングやSNS戦略など、必要な施策を煮詰めることで時間がいっぱいになり、プライベートな話をざっくばらんにできる時間は無いので、こうして場を設けていただき、普段できない話題をゆるりと楽しめて、とても有意義な会となりました。

ホームパーティに慣れているご夫婦で、地元の海の幸やヒレ酒など、多彩な料理とお酒で楽しませていただきました。

そして、宴の最後には、奥さんに和室でお茶をたてていただき、一服のおもてなし。こんなにゆったりとしたお酒の締めを経験したことはありません。素晴らしいおもてなしでした。感謝です。

2018-01-14 | Posted in Blog, その他No Comments » 

 

街のブランディングを感じる静岡・用宗を散策

静岡駅からたったの2駅、用宗(もちむね)が最近おもしろいらしく、クライアントに同行して、用宗の街を散策してきました。

用宗駅から海岸まで、徒歩10分ほどでしょうか。その間の街並みに、車が通れない小道がたくさんあり、街を探検しているような気分になります。

海岸付近には一棟貸しのホテル「日本色 NIHON IRO」があります。街づくりの仕掛け人でもあるCSA不動産さんが、古民家を改装して運営しているのだそう。

外観を眺めていたら、ちょうどスタッフの方が出てきて「よろしければ、中もご案内しましょうか?」と声を掛けてくれました。お言葉に甘えて内観を見せていただくと、そのクオリティに驚きました。

ヒノキ風呂やドッグランができる広々とした庭、大画面のスクリーンなど、ただ泊まるのではなく「楽しんで泊まる」ことができる空間です。また機会があれば、ぜひ泊まってみたいと感じました。

近くにはジェラート屋さんやレストランなど、街の中に点々としてある魅力的なお店を散策するのも楽しみのひとつですね。

もともとある街並みを活かし、魅力ある点を集めて、点が面になり、街全体をブランディングしていくような雰囲気を感じます。

まだこれから改装やオープンするお店もありそうなので、また折をみて訪れてみたいと思います。

 

2018-01-10 | Posted in Blog, その他No Comments » 

 

地域に根ざしたブランディングのために知るべき景色

18歳まで浜松・遠州エリアに住んでいて、そのあと関西に7年。Uターンして25歳から37歳の今に至るまで、地元に住んでいます。

地元の景色で、どこが景観が良い場所か。それなりに分かっているつもりでしたが、まだまだ知らないと実感した年末年始でした。

写真は、舘山寺サゴーロイヤルホテルの10階にある湯上がり処。深夜にもなる時間帯だったので、この写真からは伝わりませんが、この湯上がり処を含めて、9階、10階からの浜名湖の展望が素晴らしいのです。

今年はあいにくの曇り空だったので、あえて写真を撮ることはしませんでした。また、ブランディングのお仕事や、TOWTOWMIでその素晴らしい景色をお伝えできる日が来ると思います。

2018-01-08 | Posted in Blog, その他No Comments » 

 

紙の本が持つ、ブランディングとしての価値

このところ、雑誌をはじめとする出版物の発行部数が減り続けています。

この傾向は日本だけでなく、海外でも同様で、むしろ海外のほうが減少が加速しているようです。

理由はもちろん、スマートフォンなどのデジタルデバイスの影響。もはや、紙で情報を得るということが、非日常になってきているのかもしれません。

逆に、非日常になってくると浮かび上がってくる「価値」があるのでは?と思い、昨年から本の価値を再考しています。

たとえば、農作業が「体験」となったり、古民家再生が「体験」となったり、これまでは作業だったものの価値が、体験を軸とした価値に置き換えられることも増えてきました。

本には情報を集約するという価値、紙という手ざわりの価値、本棚に飾っておける価値など、ただの印刷物ではない価値があるかと思っています。

そして、不特定多数の大勢の人に届くだけが価値ではなく、特定の人に届く価値もあります。ギフトという価値もあるでしょう。何年も物質として残る価値も。

紙の本の何が失った価値で、何が失っていない価値か。発行部数で判断をするのではなく、これからの価値を見極めれば、ブランディングの観点から有効なものができそうです。

こうしてアイデアを膨らませているときは、一番楽しいとき。ここから現実の世の中にリリースするまでは、ひとつひとつ地道な作業です。

本なんだけど、これまでの本じゃない。新しい価値を宿したカタチを模索しています。

2018-01-06 | Posted in Blog, その他No Comments »