55634|中小企業のブランディング

ブランディング論

浜松にデザイン会社があることで「デザイン経営」が浸透する

浜松市でも「デザイン経営」という言葉を耳にする機会が増えてきました。広告デザインだけでなく、ものづくりや事業戦略にデザインを経営に取り入れるためには、まず地域にデザイン会社がなければなりません。

東京のデザイン事務所に依頼することも選択肢としてはあると思いますが、できれば地元(浜松)のデザイン会社と、近くでいっしょにデザイン経営に取り組んでいきたい、というのが経営者の本音でしょう。

浜松のデザイン会社だから、浜松のことをよく知っている

浜松のデザイン会社によるホームページ制作事例 浜松のデザイン会社によるパンフレット・会社案内の制作事例

商品やサービスの価値を伝えていくためには、ホームページやパンフレットは必須となります。同じ地域にある会社同士であれば、わざわざ説明しなくても、お互いに共有できていることが数多くあります。

たとえば、浜松市は製造業が盛んな地域として全国的にも有名ですが、農業も盛んです。浜松で暮らしていれば、田んぼや畑を目にすることが多いし、浜松の中のどのエリアがどんな作物の産地かも知っています。

こうした同じ生活圏で得られる知識は、デザイン制作をする上で価値観の共有につながります。

浜松は、実はデザインが盛んな地域

浜松のデザイン

浜松のものづくりを支えているのは、企業による製品デザイン、それを実現する工業の技術力です。

こうしたデザインは、製品に刷り込まれるように活かされていて、日常的にプロダクトデザインに触れることができます。しかし、大企業にはインハウスデザイナーと呼ばれるデザイナーが社内にいて、あまり一般の方の前で企業秘密を話す機会はありません。

ものづくりのデザインに触れる機会は多いけど、「デザイン」という概念を身近に感じることはあまりないのが浜松の特徴だと思います。

デザイン経営は、ブランディングである

デザイン経営はブランディングである

浜松でフェイスブック(Facebook)・インスタグラム(Instagram)の運用

デザイン経営といっても、デザインをどう活かせばいいのか悩んでいる経営者は多いと思います。デザインというと「飾りつけ」と思いがちですが、デザイン=ブランディングとしてとらえると理解しやすいです。

ブランディングは「価値をつくり、価値をつたえる」こと。ブランディングは、企業がかかえる課題に対して、コンセプト、マーケティング、事業戦略、グラフィックデザインなどで、経営者といっしょに長期的に課題解決をしていきます。

 

デザイン経営の大切さをデザイン会社が伝えていくことで、経営者のデザインへの理解が深まり、地域の企業力がもっとアップすると信じています。

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2019-10-11 | Posted in Blog, ブランディング論Comments Closed 

 

浜松のブランディングデザイン会社が考える「良いデザイン」とは?

静岡県浜松市でブランディングデザインを手掛けている、株式会社55634です。ロゴ、ホームページ、会社案内、パンフレットなど、日々さまざまなデザイン依頼を受ける中で、どういうデザインが良いデザインなの?という疑問に対して感じたことをつづります。

見やすくてわかりやすい。シンプル・イズ・ベスト

浜松のデザイン・ブランディング会社が考える「良いデザイン」

デザインを考えるときに、あれもこれも付け加えたい気持ちは、誰しもがあると思います。しかし、一人が一台スマホを持って、毎日、情報をあびるように生きている現代で、あれもこれも伝えることは困難です。

伝えたいメッセージを絞り、写真や文章を見やすく配置する。デザインを見た人がもっと先を知りたくなる。そんな見やすくてわかりやすいデザインは、情報があふれている時代でも目立ちます。

情報を絞り、シンプルに伝えていく。その心がけがまず大切です。

デザインは、写真と文章のクオリティにこだわる

ホームページ、会社案内、パンフレットのデザインを手掛けるときに、主な要素は、写真と文章です。写真の中には動画も含みます。Instagramの流行で「写真」の比重はかなり上がってきています。

しかし、企業のビジョンやサービス、経営者の想いを伝えるためには「文章」もしっかりと吟味する必要があります。

株式会社55634の代表である外山は、百貨店のコピーライターを7年以上経験しており、いまでも自らが文章やコピーライティングをするのはもちろん、スタッフ全員の文章(コピーライティング)の指導もして、クライアントの想いが伝わる文章力を日々、磨きつづけています。

こうして文章のクオリティにもこだわることで、デザイン全体のクオリティが上がります。

飾りつけだけでなく、課題の本質を解決する

デザインは「装飾(飾りつけ)」と思われていることがよくあります。確かにパッケージデザインなど、飾りつけの要素が多いものもあります。

しかし、デザインが必要とされる場面では「企業が課題をかかえている」ことがほとんどで、その課題を解決するためにデザインは頼られます。課題解決のためのコミュニケーションの1つとしてデザインは機能します。

私たちデザインをする側は、「商品をもっと売りたい」「採用に力を入れたい」といった、クライアントが抱える課題と向き合い、それをデザインに反映するのです。

デザイナーは、パートナーである

企業の課題を解決するのがデザインならば、デザイナーは一緒に課題解決をするパートナーと言えます。単なる「飾りつけ」の業者と位置づけてしまいパートナーシップがない関係では、良いデザインは望めません。

デザイナーとクライアントが二人三脚で企業の課題に取り組む。この健全な状態が、ブランディングを成功させる近道なのです。

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2019-10-05 | Posted in Blog, ブランディング論Comments Closed 

 

自社ブランドを立ち上げたい!成功を決めるのは社長の行動力です

長年、下請けやOEM製品の受注をしてきた会社から、自社ブランドを立ち上げたい!というご相談をよくいただきます。

今日も、自社ブランドのご相談で【ブランド戦略会議】を開きました。

こうした企業に共通しているのは、技術力や設備は整っていること。一見すると、自社ブランドを立ち上げることは、容易にできそうな気がします。

でも、B to Bの製造業とB to Cの小売業では商売のコツが違ったり、販路開拓が難しかったり、一筋縄ではいかないことがほとんどです。

なので、ビジネスモデルや戦略はもちろん重要なのですが、未開拓のことを突き進む「社長の行動力」が超重要になってきます。

チャレンジだからこそ、うまくいかないことが多い。でも、くじけない。どこかに活路があると信じて、人を頼り、アンテナを張って突き進む。

とにかく行動。失敗してもまた挑戦。サバイバルのような心境で、非常に胆力が必要なことです。

でもこの胆力がないと、自社ブランドを立ち上げ、軌道にのせることは到底、不可能。

それぐらい、社長の行動力によって成否が決まると実感してます。

→ブランド戦略からデザインまで。ブランディングの物語
http://www.55634t.com/?page_id=4843

2019-01-28 | Posted in Blog, ブランディング論Comments Closed 

 

ブランディングが採用に影響する理由

「求人をしてないのに、次々とホームページから問い合わせがくるんです」と、ある経営者さん。

世間では「求人を出しても人が来ない」と、人手不足が叫ばれていますが、この会社は求人を出してないのに応募が次々にあり、この状況が数年、続いています。

ブランディングに成功している会社には、ストーリーがあります。

ホームページに事業内容だけでなく、会社の大事にしていること、強みなど、魅力的な情報が出ているため「この会社で働きたい!」という潜在的なファンがつきます。そうしたファンから求人の応募が来るのです。

自分が気に入ったお店や会社で働きたいと思うのは、自然な流れですよね。価値観が多様化する時代になってきているので、こうした傾向は、今後はもっと強まるでしょう。

ブランディングは求人にとって好影響をもたらします。採用ページだけ充実させるのではなく、会社全体のブランディングによって人が集まる時代になってきています。

2018-12-17 | Posted in Blog, ブランディング論Comments Closed 

 

空気感はブランディングの見えない資産

普段は社員が一同にかいする機会はなく、リモートワークで事業を進めている会社の経営者さん。先日お話していて感心したのは、月に一回、社員みんなで会食している習慣を聞いたときでした。

「社員みんなで会食なんて、どこの会社でもやってそう」と、思いますよね?

これが実は、そうではありません。仕事とプライベートをきっちり分けるようになってきたご時世ですから、月に一回、社員みんなで会食するなんて、なかなかハードルが高いことになってしまっているのです。

この会社では、社員がむしろ積極的。「次はどこのお店にしよう?」と、お店選びから楽しんでいる様子がうかがえました。普段は全員で顔を合わせることがない分、こうしてまとまった時間にコミュニケーションを取っているのでしょう。

一見すると、ただご飯を一緒に食べているだけのようで、お互い顔を見ながらゆっくり話すということは、同じ方向を見て事業を進めていくメンバーにとって、かけがえのない時間となります。

そして、素晴らしいことに、この会社さんの業績は好調です。

こうして、社員がコミュニケーションを取れる場を自然に演出して、事業を円滑に進めていく。これが経営者の役割のひとつでもあります。

ポジティブな空気感は、もちろん会計帳簿には計上されませんが、ブランディングにとっては必要不可欠な資産です。

空気づくり。ブランディングを推し進める上では、非常に重要なことですね。

2018-12-13 | Posted in Blog, ブランディング論Comments Closed 

 

石の上にも三年。ブランディングにも三年かかる?

個人的には「石の上にも三年」という格言が、好きではありません。

自分は転職もしているし、起業もしているので、変化やチャレンジはどんどんしたほうがいいと考えています。

ただ、事業として成果を出すには、三年というスパンは、非常にキリがいいと思っています。特にブランディングにおいては、三年取り組んでダメなら、大がかりな改革が必要だと思います。

自社ブランドを立ち上げるとき、一年目には、コンセプトを考えたり、試作品を作ったり、ホームページ、パンフレットなどを作成します。いわゆる準備期間。

そして、二年目。それらのツールを使って販路開拓。取引先の開拓、ネット販売など、あらゆる販路を見つけ、売上を立たせるにはどうすればいいか策を練り、実行します。本格的に販路開拓が進められるのは、この二年目になります。

三年目になると、いくつかの販路を持つ一方で、まだまだイベント出展などの単発販路が多く、継続取引が続く販路をおさえる必要があります。「棚をとる」という言い方をしますが、分かりやすく説明すると、百貨店などの棚に常に商品が置かれ、販売されている状態のことです。常設ともいいます。

こうして三年がひとつの目安になります。「もっと早く進めたい!」と思う経営者さんもいるかもしれません。ですが、ブランディングは短期のキャンペーンとは違いますので、あまり結果を急ぎすぎると、安売りにつながる危険性もあります。じっくり熟成するように、着実に一歩を積み上げる必要があります。

先日、三年間ブランディングに取り組んできたクライアントが大きな成果をあげました。相性の良い大型店舗を三年目にして見つけ、売上が一気に伸びたのです。

もう驚くほど、商品が売れる。これまでに相性の悪い売り場では、1週間で数個しか売れなかった商品が、1日で10個以上売れることもあります。

二年目まではイベント出展など、単発販路が多かったので、売上も安定しませんでした。しかし、三年目以降のこれからは、相性の良い売り場で結果を出すことで、さらに販路が広がることでしょう。

石の上にも三年。ガマンというより、チャレンジの期間。ブランディングの現場では、そう感じています。

2018-12-12 | Posted in Blog, ブランディング論Comments Closed 

 

「やめるべきことはやめる」が、ブランディングの基本です

年賀状をだす季節が、迫ってきました。12月は、個人も法人もその準備に追われているのではないでしょうか?

先日お会いした経営者さんは、「年賀状を送るのをやめました!」ときっぱりと宣言。もう来年の年賀状は出さないそうです。

いったい何があって年賀状廃止にいたったのかを聞いてみると、シンプルな回答でした。

「年賀状に時間と経費を費やすなら、他の有効なことに使おうと思って」と。

年賀状は新年のご挨拶であり、重要なツールと思っている人は、いまだに多いと思います。たしかに歴史ある慣習ですし、それは否定できるものではありません。

しかし、それは「昔からあるから」という理由で続けていることでもあります。いまではInstagramやLINEを通じて、常に「つながっている」状態が当たり前のようになっています。

そうした時代の変化のなかで年賀状がもつ価値は、年々、下がっているのではないでしょうか。

当社でも、すでに年賀状は出しておりませんが、ビジネスには何ら影響ありません。人手不足が叫ばれる日本で、何に「時間」を投資すべきか。そのためには「何をやめるべきか」が重要です。

何でもかんでもやることに、ブランドの精神はやどりません。

何かをやめることで、何かに集中できる。この好循環をつくることが、ブランディングの基本になります。

2018-12-12 | Posted in Blog, ブランディング論Comments Closed 

 

なぜブランディングに紙媒体が必要なのか?

インターネットが誕生して以来、情報発信の主軸はWEBになりました。

ホームページにはじまり、Facebook、Instagram、Twitterなど、SNSでの情報発信。「もう紙媒体なんていらないよね」という声をよく聞きます。

ところが「やっぱり紙媒体が必要だよね!」という、全く真逆のことを言う経営者の方と先日お話しました。

その理由を聞いてみたところ、「紙は受け取った側が、自分のお店に親近感を湧いてくれやすい。WEBでの情報発信には限界がある。紙のほうがリピーターの再来店につながるんですよね!」ということでした。

実際に、このお店ではDM系の紙媒体にあらためて投資することで、お客さんの来店率が向上したという結果を出しています。

みんながWEBだから、あえて紙。

みんながWEBに行くから、そこで情報の渋滞がおきている。ならば、渋滞を避けて空いている道へ。「人の行く裏道に道あり花の山」という格言があるように。

この時代に紙に投資する経営者はどんどん減っているので、むしろレア感が増し、きちんとしたデザインをすれば、ブランディングに寄与するのでしょう。

紙のほうが、手ざわりなどの「触覚」もプラスされ、ブランディングにとって効果的な場合もあるのです。紙の本が年々、売れなくなってきていますが、紙の本は「本を出版した」というブランディングの側面もあります。

ちなみに、この経営者さん。ホームページやSNSにもきっちり投資をされています。その上での、あえて「紙」なのです。WEBでは手軽に情報発信&広く拡散。紙では再来店&思い出してもらう。このように情報発信を使い分けているのです。

この見極め。経営者にとっての嗅覚が必要です。

「WEB or 紙」ではなく「WEB + 紙」の考え方。ブランディングでは、ますます重要になってくるでしょう。

2018-12-11 | Posted in Blog, ブランディング論Comments Closed 

 

浜松市でブランディング会社を始めて7年目

静岡県浜松市でブランディング会社を起業して、6年が経ちました。起業した当初は「ブランディングって何?」と言われることが、とても多かったです。

しかし、今は環境が変わりました。

この6年間で「ブランディング 」というキーワードをよく聞くようになり、ブランディングへの関心が世間で高まっているのを感じています。

なぜ今、ブランディングに関心が集まっているのか、大きく分けると2つの理由があります。

1つ目の理由は、同じような商品・サービスでは、市場で勝ち残れなくなったこと。高度経済成長期や人口が増えている時期は、消費も伴って伸びるので、人気の商品や儲かるサービスを真似るだけの経営でも、売上を伸ばすのは難しくありませんでした。

しかし、今の日本は人口減少時代であり、景気も急激な右肩上がりというわけではありません。その中で自社の商品やサービスを購入してくれるファンを増やすためには、「どこが違うのか」を明確にする必要があります。そのために取り組むべき施策が、ブランディングになります。

2つ目の理由は、業界の垣根が無くなったこと。IT企業のGoogleが自動運転技術で車業界にチャレンジしたり、コンビニがコーヒーの提供でカフェ需要を取り込んだり、今や他業種からの新規参入は珍しくなく、驚くことではなくなりました。

会社の経営者にとっては、業界の垣根が無くなることは今までの既得権益をおびやかされることでもあり、業界内で競合を意識していれば良い時代ではなくなりました。

裏を返せば、どの会社も他業種に新規参入できるチャンスがあるかもしれないということです。そのチャンスをつかむために必要なのが「会社の強み」を活かすこと。

自分たちはどんな技術を持っているのか、何が得意なのか、どんな価値を提供できるのか、原点に立ち戻って見直すために、ブランディングが必要になります。

この2つの理由は、どちらもインターネットが影響しています。昔は業界内でしか知られていなかったことや専門知識などがありましたが、インターネットによって情報格差がフラットになりました。

さらに、今後はネットとリアルの融合が進むでしょう。ネットはグローバルに情報を発信できる購入の場、リアルな店舗はブランド価値を体験できる場として重要な拠点になってくるはずです。

この状況は、都市部であっても地方であっても同じことです。未来は誰にも分かりませんが、時代の流れを読むことはできます。その流れをしっかりと読み、中小企業の課題をブランディングによって、これからも解決していきたいと思います。

2018-09-07 | Posted in Blog, ブランディング論, 起業No Comments » 

 

デザイン事例からデザイナーを選ぶコツ

デザイン事例を見るときに大切なこと

デザイン事例は、デザイン会社や個人のデザイナーのホームページによく掲載されています。このデザイン事例を見るときに、ちょっとしたコツがあります。

そのコツとは「デザインの背景を知ること」です。デザイン事例は、あくまで成果物。その背景には、なぜそのデザインになったか、必ず理由があります。

たとえば、会社案内パンフレットやホームページのデザインをデザイナーに頼みたい場合、デザイン事例を見て、気に入ったデザイナーを選ぶでしょう。しかし、そのデザイン事例に、デザインの背景や意図は語られているでしょうか。

デザインはコミュニケーションの成果物

もしデザイン事例に写真しか掲載されていなければ、読者はそのデザインの意図を知ることはできません。

どんな会社からの依頼で、どんなオーダーがあって、なぜそのデザインになったのか。ここまで語られていることが理想です。デザインの背景には、必ずコミュニケーションがあります。何を伝えたいのか、それを形にしたのがデザインだからです。

デザイン事例は解説が重要

デザイン事例を見れば、そのデザイン会社、デザイナーがどんなデザインをするのかが分かります。しかし、先述のとおり、デザイン事例の写真は、あくまでデザインの一部分に過ぎません。

当社のホームページでもデザイン事例を多数掲載していますが、必ず、デザインの解説とセットで掲載しています。ただ成果物を見てもらうだけでなく、デザインの背景を知ってもらうことで、装飾としてのデザインだけでなく、思考のデザインも感じてもらえることと思います。

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ブランディングの事例を見てデザインを研究する

2018-09-05 | Posted in Blog, ブランディング論No Comments » 

 

会社案内作成はブランディング視点でデザインしよう

会社案内のデザインはおしゃれなだけでは片手落ち

会社案内をおしゃれにデザインしてほしい。中小企業の経営者から、しばしば聞く言葉です。しかし、おしゃれな会社案内をデザイン制作しただけでは、会社本来の魅力は伝わりません。

会社案内のパンフレットは、渡した相手に「何を伝えたいか」を軸に考えるべきです。会社案内を受け取った人が「おしゃれですね」と褒めてくれたとしても、それは見た目の装飾デザインを褒めてくれたのに過ぎないのです。

「おしゃれですね」の先にある「こういう強みがあるのか」「こんな仕事を頼めそうだ」を感じてもらうのが、会社案内パンフレットの主な目的です。

デザインを作る前に会社の強みを挙げてみる

会社案内のデザインを制作会社に発注する前に、まず何を載せるべきかをじっくり考えてみましょう。会社の歴史、オンリーワンの技術、対応のスピードなど、会社案内でアピールしたいことは、それぞれの会社によって異なるはずです。

当社にはよく「自分たちで自分の会社の魅力は分からないので、客観的な視点でデザインしてください。」というご依頼が寄せられます。それでも良いと思います。第三者がヒアリングし、取材をすることで、一般ユーザーから見える視点に近いところから、その会社の魅力を引き出すことができるからです。

ブランディング効果につながる会社案内デザイン

会社案内は、初対面で会社の第一印象を決めるツールです。第一印象はとても重要です。つまり、会社案内は会社のブランディングにつながっているということを意識する必要があります。そのため、事業のビジョンやブランド戦略に理解のないデザイナーと組んではいけません。

デザイナーと同じ方向を見てパートナーとして、デザイン制作を進めるのが、ブランディング 効果を最大限に高める方法です。

実際に当社の案件で、1年間のブランド戦略会議を経て会社の強みを洗い出し、それから会社案内のデザインを完成させた中小企業もあります。それぐらい会社案内パンフレットは、ブランディング にとって重要なツールだと言うことです。

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ブランディングの事例を見てデザインを研究する

2018-09-05 | Posted in Blog, ブランディング論No Comments » 

 

デザインでブランディングの精度を上げる

【ブランディングデザイン】の本来の意味

ブランディングという言葉が、世の中に浸透してきました。ブランディングとデザインは同じようなジャンルの言葉であり、【ブランディングデザイン】と、つなげて言ったりもします。

しかし、「ブランディング」という言葉だけでも、その概念を理解するのは一般の人には難しく、まして抽象的な意味に聞こえる「デザイン」とくっつけることで、正しい意味が伝わらない可能性があります。

そこでまず、この2つのキーワードを分けて整理します。ブランディングは、その企業の強みを活かした独自のサービス・商品を打ち出すことでファンを獲得し、長期的に売上を増やすことです。デザインは、そのブランディングを成功させるために不可欠な表現方法です。

つまり、ブランディングとデザインは同じ意味では全くなく、ブランディングという大枠の中で、デザインは活用されるということです。

デザインを活用することでブランディングが完成する

ブランディングは「価値をつくること」であり、デザインは「価値をつたえること」です。もしブランディングを進めるうえでデザインを上手く活用しなければ、価値ある商品であっても、その価値は正確には伝わらないでしょう。

デザインは、形や色、写真や背景、文字の大きさまで、その仕様は多岐にわたります。ブランディングを進めるには、ロゴマークをはじめ、ホームページ、パンフレット、ショップカードなど、デザインすべきものは多数あります。

これらのデザインを放棄し手を抜いてしまえば、ブランディングはゴールまで辿り着くことはできません。

ブランディングの精度を上げるためのデザイン

ブランディングを成功させるには、ブランド戦略に理解のないデザイナーと組んではいけません。ブランディングにおけるデザインは決してアートではなく、ビジネスの上に立脚したひとつの表現方法に過ぎません。そのため、デザインはブランディングの中でブランド戦略に基づいた表現でなければならないのです。

デザインは企業の課題をなんでも解決する万能薬ではありませんが、デザインの力によってブランディングが飛躍的に成功することもあるでしょう。もしiPhoneが発売当初の美しいフォルムのデザインで世の中に登場していなかったら、今ほど普及してなかったかもしれません。Appleは、ブランディングにおけるデザインの重要性をしっかりと理解している企業といえます。

デザインによってブランディングの精度は上がります。もし外部のデザイナーと二人三脚でブランディングを進めていくのであれば、ブランド戦略を理解してくれるデザイナーと組むことが、ブランディングを成功させる最も近道な選択肢といえます。

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ブランド戦略からデザインまで。ブランディングの物語

 

2018-08-08 | Posted in Blog, ブランディング論No Comments » 

 

中小企業はブランディングで成果を上げやすい

中小企業のブランディングは一点突破

大企業はさまざまな事業を展開しているため、必然的に企業の総合力を感じます。しかし、世の中で突き抜けている企業といえば、むしろ中小企業のほうが多いのではないでしょうか。

ブランディングは、企業の強みを活かして特化することから始まります。一点突破の発想です。ある分野でマニアックになり、専門性を発揮すれば、競合他社がマネすることが難しくなります。あるいは、他社が参入できない、ブルーオーシャンの市場を築くことができるかもしれません。中小企業にとって不利な資金の体力勝負ではなく、アイデアと一点突破で突き抜けることが重要なのです。

大企業は新規分野に参入するのに慎重にならざるを得ず、市場調査などに時間をかける傾向にあります。中小企業であれば、まずトライしてみて市場の反応を見ながら改善を積み重ねる発想で、ものづくりをすることもできます。

ブランド戦略の実行は即断即決の積み重ね

中小企業であるメリットは、決断力と機動力を活かせる点です。ブランディングを進めていくと、いくつもの決断をしなければならず、事業の方向性について大きな経営判断をする場面もあるでしょう。そのときに経営者が即断即決をすれば、中小企業はその日からすぐ行動を起こすことができます。大企業であれば何日も社内稟議に時間がかかることでも、中小企業ならではの機動力を活かすことができるのです。

即断即決は、簡単なようにみえて難しいことです。しかし、中小企業はせっかくそのアドバンテージがあるので、スピード感をもって即断即決し、トライアンドエラーを繰り返すことが重要だと思います。

実際にブランディングを進めていくと、当初の思惑とは異なる状況や、ターゲットとして想定していなかった意外な顧客から支持を得たりすることがあります。大同小異で、大きな方針はブレずに小さな改善を積み重ねること、トライアンドエラーはブランディングにとって必要なことなのです。

デザインとインターネットを最大限に活用する

最近では「デザイン経営」や「デザイン思考」といった言葉を、よく耳にするようになりました。しかし、デザインを経営に取り入れている中小企業は、全体から見れば、まだまだごくわずかだと言えるでしょう。

たとえば、ブランド戦略を策定して自社ブランドを立ち上げたとしても、その価値を伝えるときにデザインを活用しなかった場合、せっかくの商品・サービスの魅力がしっかりと伝わらない可能性があります。ブランディングとデザインは、常にセットで考えないとなりません。

インターネットにより、昔に比べれば「見つけてもらいやすい」環境になりました。どんな価値があるものを提供しているか、どのようなオンリーワンの技術を持っているか。そういった「価値を伝えること」をホームページやFacebook、Instagramを通じて、情報発信をすることができます。

以前は、宣伝広告というとテレビコマーシャルや折込チラシ、駅貼りポスターなど、大きな費用がかかることが情報発信のネックでした。しかし、インターネット上では、企業の大小はあまり関係しないので、中小企業であっても十分に情報発信を行うことができます。つまり、大企業と同じ土俵で勝負ができるということなのです。

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中小企業をブランディングするうえで必要なこと

2018-08-08 | Posted in Blog, ブランディング論No Comments » 

 

東京のブランディングと地方のブランディングの違い

東京でデザイン制作会社につとめている知人が、以前こんなことを言っていました。「東京でデザインの仕事をしていると、広告代理店からの発注がほとんどだよ。クライアントと二人三脚でブランディングする案件をしてみたいよ」と。

東京でブランディングというと華やかな印象

東京でブランディングというと、大手広告代理店や有名なデザイン事務所が手がける、大型のブランディング案件が印象的です。佐藤可士和さんを起用したUNIQLOは、まさにその象徴とも言えるでしょう。ブランド戦略のうえでプロモーションが必要とあれば、全国放映のテレビコマーシャルをたくさん流したり、とても華やかな世界に見えます。

磨けば光るブランディングの原石が地方にはある

一方で、地方でのブランディングの仕事は、華やかさはなく、東京に比べればひとつひとつは小さな案件です。しかし、経営者の独創的な理念にもとづく中小企業や、オンリーワンの技術をもった事業展開など、多様なおもしろさは相当あると思います。

たとえば、農家さんが一生懸命に育てた野菜をブランド化するときなど、畑の片隅で打ち合わせすることもありますし、製造業の取材では油の匂いがただよう工場で写真撮影します。まさに、ブランドの原石が目の前にある。これから世に出ていくというワクワク感があります。

東京のお店には、ブランディングやデザインが仕上がった商品が並びます。そこには美しい装飾やオシャレなパッケージが目に入りますが、もしかしたら、その原石は地方で生み出されているのかもしれません。今では地方発で東京ではなく、地方発でもいきなり世界というケースも考えられるでしょう。

東京といっても業種によってさまざまですし、一概に東京でのブランディングはどうというつもりはありませんが、ユニークなブランディングの原石に出会う可能性は地方のほうが高い気がしています。

ブランディングの鉄則は場所を問わず普遍的

では、東京と地方でブランディングの中身は違うのかというと、そんなことはありません。ブランディングで成すべきことは、東京でも地方でも関係ありません。場所はどこでも、ブランディングにおいて「会社の強み」を活かして突き抜ける、という鉄則は変わらないのです。

ブランディングは、その会社が持っている人・もの・資金のリソースを最大限に注力し、市場の中で共感を得て長期的なファンをつくるのが目的です。高度経済成長期の日本は大量生産・大量消費でしたが、これからの時代、一定数のファンさえ獲得できればビジネスが成立するブランドが、日本中で増えてくることでしょう。

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ブランディングについて基礎を学ぶ

2018-08-03 | Posted in Blog, ブランディング論No Comments » 

 

デザインを内製してもディレクターは外注をおすすめする【3つの理由】

パンフレットやホームページ、まず自分たちでデザインしてみようよ。こう思う経営者は少なくありません。

近年では、ホームページとSNSを連動させて即時性が必要だったり、自社内でやったほうが早く済むケースも増えてきました。その流れで、これまでパンフレットなどの印刷物やホームページのデザインを外注していたけれど、自社内でできないか検討する企業もあるでしょう。

しかし、そう簡単にデザインの内製がうまく進まない理由があります。

イラストレーターを使えてもデザインはできない

デザインをするためのソフトで代表的なものは、Adobe社のイラストレーター、フォトショップが有名です。デザイン会社でなくても、これらのグラフィック系ソフトをお持ちの会社を見かけます。

社長は社員にソフトの使用方法を覚えてもらえば、すぐにデザインが内製できると考えるでしょう。しかし、ソフトはただの道具であって、道具の使い方を覚えたとしても、デザインの仕上がりが上手いかどうかは別問題。トンカチやカンナの使い方を覚えたからといって、大工さんのように巧みに木を加工できませんよね。それと一緒です。

また、印刷物に必要な専門知識と、ホームページ制作に必要な知識も異なります。さらに、SEOやSNSの運用に必要な知識もまた別物です。これらのスキルを総合的に身につけるのには時間がかかります。表面的な装飾デザインに加えて、デザイン思考でプロジェクトを進める能力はそう簡単には身につかないものです。

デザインと経営を結びつける能力が必要

たとえば、グラフィックデザインの専門学校を卒業した若者を1人採用すれば、自社のパンフレットやホームページのデザインを内製化できると考える経営者もいます。しかし、デザイナーを採用してもなかなかデザインが進みません。その原因は、デザインの良し悪しの基準がないからです。

デザインは本来、事業の方向性やターゲット、ブランド戦略に基づいて、その仕様を決定すべきです。経営者の好みだけで決めてしまうと、ターゲットとのズレが生じます。

グラフィックソフトは使えるけれどビジネスの経験が浅いデザイナーは、どのデザインがベストなのかを推し量る経験値と基準を備えておりません。そのため、経営者にデザインの判断を仰ぐことになるのですが、経営者でもどのデザインがベストなのかは、分かりません。こうしてデザインを内製化をしてスピードアップするつもりが、かえってプロジェクトが進まなくなってしまうのです。

クリエイティブディレクターがデザインを監修する

デザインの世界では、グラフィックデザイナーやコピーライターの経験を経て、10年ぐらいで「クリエイティブディレクター」としての能力が身につきます。

クリエイティブディレクターは、ビジネスの観点とデザインの良し悪しから全体を俯瞰してとらえ、そのタイミングでベストなデザインは何か、答えを導き出します。

これまでの豊富な経験から、パンフレットなどの印刷物に必要な専門知識を身につけ、撮影の際の注意点やホームページとSNSの連動性なども考慮して、デザインマネジメントをすることが可能です。デザインを内製化した場合、このようなクリエイティブディレクターに定期的に進捗をチェックしてもらうことで、デザインの品質は高まり、方向性が定まります。

クリエイティブディレクターを社員で雇うとなると人件費の高い職種になってしまうので、外注としてデザインマネジメントに携わってもらうのが理想的だと考えます。

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クリエイティブディレクターが監修した事例を見る

2018-08-02 | Posted in Blog, ブランディング論No Comments »