55634|中小企業のブランディング

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浜松市の観光をブランディング視点から考える

浜松市は世界に誇る技術力、製造業のメーカーが有名な地方都市です。その一方で、農業も盛んで農家の数は全国一位というデータもあります。最近では、浜名湖を周辺とした観光にも力を入れていて、浜松市は「マリンスポーツの聖地」を掲げて、サーフィン、ビーチバレー、水上スキー、フライボート、ビーチラグビーなどを後押ししています。

そんな環境の中、デービット・アトキンソンさんが書いた『新・観光立国論』を読みました。デービット・アトキンソンさんはイギリス人で元ゴールドマン・サックスのアナリスト。現在は京都の小西美術工芸社の代表を務めるという異色の経歴です。

著書の中でも印象的だったのが、観光立国として成立するには「気候」「自然」「文化」「食事」の4つの条件を満たす必要がある。すべて満たさなくても、1つの条件が突出しているだけでは厳しいという視点です。さらに、日本人が日本の良さと考える「おもてなし」「マナー」「交通機関の正確性」は、観光の主軸にはならず、副次的な要素にしかならないという見解です。

『新・観光立国論』は、国について述べていますが、地方であっても同じことが言えると思います。浜松市は自然が豊かで、食材も多彩にあります。しかし、住んでいる人、訪れる人がどこか物足りないと感じているのは「文化」でしょうか。文化はすぐに熟成できるものではないし、歴史的な名所が数多くあるわけではありません。

その一方で、政令指定都市の幸福度ランキングで「住みやすさ1位」になった、浜松市。観光地としては全国に名だたるほどではなくても、住民は暮らしやすいと感じているということでしょう。住んでいる人が「実は感じている良さ」が、この地域の魅力であり強みになる得るのかもしれません。

観光という側面で考えていくことはもちろん重要なことですが、地域の魅力を多角的な視座で見れるように、「この土地ならでは」を、これからも考え続けていきたいと思います。

2018-09-12 | Posted in Blog, その他No Comments » 

 

浜松市でブランディング会社を始めて7年目

静岡県浜松市でブランディング会社を起業して、6年が経ちました。起業した当初は「ブランディングって何?」と言われることが、とても多かったです。

しかし、今は環境が変わりました。

この6年間で「ブランディング 」というキーワードをよく聞くようになり、ブランディングへの関心が世間で高まっているのを感じています。

なぜ今、ブランディングに関心が集まっているのか、大きく分けると2つの理由があります。

1つ目の理由は、同じような商品・サービスでは、市場で勝ち残れなくなったこと。高度経済成長期や人口が増えている時期は、消費も伴って伸びるので、人気の商品や儲かるサービスを真似るだけの経営でも、売上を伸ばすのは難しくありませんでした。

しかし、今の日本は人口減少時代であり、景気も急激な右肩上がりというわけではありません。その中で自社の商品やサービスを購入してくれるファンを増やすためには、「どこが違うのか」を明確にする必要があります。そのために取り組むべき施策が、ブランディングになります。

2つ目の理由は、業界の垣根が無くなったこと。IT企業のGoogleが自動運転技術で車業界にチャレンジしたり、コンビニがコーヒーの提供でカフェ需要を取り込んだり、今や他業種からの新規参入は珍しくなく、驚くことではなくなりました。

会社の経営者にとっては、業界の垣根が無くなることは今までの既得権益をおびやかされることでもあり、業界内で競合を意識していれば良い時代ではなくなりました。

裏を返せば、どの会社も他業種に新規参入できるチャンスがあるかもしれないということです。そのチャンスをつかむために必要なのが「会社の強み」を活かすこと。

自分たちはどんな技術を持っているのか、何が得意なのか、どんな価値を提供できるのか、原点に立ち戻って見直すために、ブランディングが必要になります。

この2つの理由は、どちらもインターネットが影響しています。昔は業界内でしか知られていなかったことや専門知識などがありましたが、インターネットによって情報格差がフラットになりました。

さらに、今後はネットとリアルの融合が進むでしょう。ネットはグローバルに情報を発信できる購入の場、リアルな店舗はブランド価値を体験できる場として重要な拠点になってくるはずです。

この状況は、都市部であっても地方であっても同じことです。未来は誰にも分かりませんが、時代の流れを読むことはできます。その流れをしっかりと読み、中小企業の課題をブランディングによって、これからも解決していきたいと思います。

2018-09-07 | Posted in Blog, ブランディング論, 起業No Comments » 

 

デザイン事例からデザイナーを選ぶコツ

デザイン事例を見るときに大切なこと

デザイン事例は、デザイン会社や個人のデザイナーのホームページによく掲載されています。このデザイン事例を見るときに、ちょっとしたコツがあります。

そのコツとは「デザインの背景を知ること」です。デザイン事例は、あくまで成果物。その背景には、なぜそのデザインになったか、必ず理由があります。

たとえば、会社案内パンフレットやホームページのデザインをデザイナーに頼みたい場合、デザイン事例を見て、気に入ったデザイナーを選ぶでしょう。しかし、そのデザイン事例に、デザインの背景や意図は語られているでしょうか。

デザインはコミュニケーションの成果物

もしデザイン事例に写真しか掲載されていなければ、読者はそのデザインの意図を知ることはできません。

どんな会社からの依頼で、どんなオーダーがあって、なぜそのデザインになったのか。ここまで語られていることが理想です。デザインの背景には、必ずコミュニケーションがあります。何を伝えたいのか、それを形にしたのがデザインだからです。

デザイン事例は解説が重要

デザイン事例を見れば、そのデザイン会社、デザイナーがどんなデザインをするのかが分かります。しかし、先述のとおり、デザイン事例の写真は、あくまでデザインの一部分に過ぎません。

当社のホームページでもデザイン事例を多数掲載していますが、必ず、デザインの解説とセットで掲載しています。ただ成果物を見てもらうだけでなく、デザインの背景を知ってもらうことで、装飾としてのデザインだけでなく、思考のデザインも感じてもらえることと思います。

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ブランディングの事例を見てデザインを研究する

2018-09-05 | Posted in Blog, ブランディング論No Comments » 

 

会社案内作成はブランディング視点でデザインしよう

会社案内のデザインはおしゃれなだけでは片手落ち

会社案内をおしゃれにデザインしてほしい。中小企業の経営者から、しばしば聞く言葉です。しかし、おしゃれな会社案内をデザイン制作しただけでは、会社本来の魅力は伝わりません。

会社案内のパンフレットは、渡した相手に「何を伝えたいか」を軸に考えるべきです。会社案内を受け取った人が「おしゃれですね」と褒めてくれたとしても、それは見た目の装飾デザインを褒めてくれたのに過ぎないのです。

「おしゃれですね」の先にある「こういう強みがあるのか」「こんな仕事を頼めそうだ」を感じてもらうのが、会社案内パンフレットの主な目的です。

デザインを作る前に会社の強みを挙げてみる

会社案内のデザインを制作会社に発注する前に、まず何を載せるべきかをじっくり考えてみましょう。会社の歴史、オンリーワンの技術、対応のスピードなど、会社案内でアピールしたいことは、それぞれの会社によって異なるはずです。

当社にはよく「自分たちで自分の会社の魅力は分からないので、客観的な視点でデザインしてください。」というご依頼が寄せられます。それでも良いと思います。第三者がヒアリングし、取材をすることで、一般ユーザーから見える視点に近いところから、その会社の魅力を引き出すことができるからです。

ブランディング効果につながる会社案内デザイン

会社案内は、初対面で会社の第一印象を決めるツールです。第一印象はとても重要です。つまり、会社案内は会社のブランディングにつながっているということを意識する必要があります。そのため、事業のビジョンやブランド戦略に理解のないデザイナーと組んではいけません。

デザイナーと同じ方向を見てパートナーとして、デザイン制作を進めるのが、ブランディング 効果を最大限に高める方法です。

実際に当社の案件で、1年間のブランド戦略会議を経て会社の強みを洗い出し、それから会社案内のデザインを完成させた中小企業もあります。それぐらい会社案内パンフレットは、ブランディング にとって重要なツールだと言うことです。

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2018-09-05 | Posted in Blog, ブランディング論No Comments » 

 

社会保険労務士法人リライアンス(鈴木泰子社会保険労務士事務所)「パンフレット(会社案内)」デザイン|静岡|浜松

「社会保険労務士法人リライアンス」さんの会社案内のパンフレットをデザインさせていただきました。

リライアンスさんは、浜松市を拠点として地域の企業の労務支援を行う社会保険労務士法人です。

流通、建設、製造関係など様々な業種のほか、農業者・農業法人の方々への労務管理支援についても積極的に取り組まれており、前身である「鈴木泰子社会保険労務士事務所」の時代から、地域の多くの経営者をサポートしてこられました。

平成29年10月の法人化に伴い、ロゴマークホームページなどを手がけさせていただきましたが、現在、農業支援セミナー等で活動の場が全国に広がっていることから、こうした場で会社のご案内ができるパンフレットのご依頼をいただきました。

サイズはA4サイズ、二つ折りの4ページで構成しています。

表紙には、ロゴで基調としているオレンジ〜黄色のグラデーションを大きく配しました。活動の場が大きく広がっているリライアンスさんをイメージし、モチーフとなっている「R」の文字をダイナミックにデザインしています。

中面の見開きには、企業概要・理念、代表者からのメッセージやあゆみなどをまとめています。

「ご縁を大切に、産業の発展を支え、共に歩む。」のコピーは、経営理念の3本の柱を一行でまとめたものです。リライアンスさんが大切にされている、人と人とのご縁、そして、労務管理の支援を通して地域の産業を支えることをシンプルに表現しました。

図形やテキスト、イメージ写真などを使ってひとつずつご説明することで、固い印象になりがちな経営理念を伝わりやすく表現しています。

企業理念や行動指針についても、できるだけシンプルな言葉で伝わりやすい内容になるようまとめています。

また、法人名とロゴに込めた想いについても合わせて紹介させていただきました。聞かれることがなければ、なかなかご説明する機会のない法人名やロゴマークですが、企業のコンセプトや理念が一心に込められているものです。

その意味や背景などを、経営理念と一連で解説させていただくことで、企業の顔となる法人名やロゴマークを一層印象づけることができます。

右面には、こうした理念や想いが一層伝わるよう、代表者からのメッセージやあゆみなどを紹介いたしました。

説明的な文章とはまた違い、体温の感じられるメッセージには想いを伝える大きな力があります。

また、新たに設立された法人にとって個人事務所からの実績やご縁は、大切な礎です。鈴木泰子社会保険労務士事務所時代から携わる様々な役職や実績を紹介することで、信頼感も伝わるような内容にしています。

裏面には、「農業支援への取り組み」という内容で、これまでのリライアンスさんの取り組みを記載させていただきました。

日本の農業は、以前の家族経営を主体とした時代から、作地面積を広げ人を雇用する大規模な農業経営型へと少しずつ変化してきました。こうした中、特殊性を持つ農業に精通し、労務管理の支援ができる社会保険労務士は多くはありません。

時代の変化の中で、クライアントさんと共に様々な課題に取り組んできたリライアンスさんの活動の歴史や実績は、他に例を見ないものです。また、そのあゆみは今後、新たに依頼しようとする経営者さんにとって大変心強く感じられるでしょう。

こうしたあゆみを丁寧に解説するとともに、クライアントさんの写真もご紹介しながら、リライアンスさんの強みや奥行きを感じられるものにしています。

 

「リライアンス=信頼」の名の通り、地域の産業を支える頼りがいある存在として、今後も活動の場が一層広がっていくことを楽しみにいしています。

 

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「個性」と「らしさ」を適切に表現するデザイン|松本会計事務所「パンフレット(会社案内)」デザイン

 

はりサロンCamellia「ホームページ(wordpress)」デザイン|兵庫|神戸

兵庫県神戸市にある「はりサロンCamellia」さんのホームページをデザインさせていただきました。

http://hari-camellia.com/

はりサロンCamelliaさんは女性専用の鍼灸院で、美容鍼を中心に鍼やあん摩マッサージを行っています。サロンのオープンにともない、ロゴマークショップカードと合わせてホームページの制作をご依頼いただきました。

トップページには、施術の様子やサロンの雰囲気がわかる写真をスライドショーで配置しました。写真を多く配置することで、どんなサロンなのかがひと目でわかり、安心感にもつながります。

「美容鍼」のページでは、多めの写真と一緒に、美容鍼についての説明や注意点をわかりやすく丁寧に説明しました。美容鍼は顔に鍼を刺すので、初めての方は不安に感じる方が多いと思いますが、実際の施術の様子がわかると安心して通えますよね。

「サロン」のページでは、サロンの内装や、オーナーの経歴や保有資格を掲載。メッセージも掲載することでオーナーの人柄も伝わってきます。

「メニュー」では、メニュー内容と金額、施術時間を掲載。通われる方にとっての不安やお悩みを解消するメニューが紹介されています。

「よくある質問」のページは、Q&A方式で掲載しました。美容鍼は、顔に鍼を刺す施術になるので、不安に思われる方もいらっしゃるかと思います。こちらのページでは、お客さまの率直な疑問をわかりやすくお答えしています。

「ブログ」のページも設置しています。ウェブサイトは、公開後の日々の更新が大切です。継続的な情報発信を心がけることで、アクセス数も上がり、多くの人たちにメッセージを届けられます。自分たちのサービスをわかりやすく、シンプルな言葉で発信し続けることは、長い目で見れば、自社ブランディングにもつながる有効な手段です。

「予約&お問い合わせ」では、予約状況がわかるよう、Googleカレンダーを設置し、予約しやすいデザインに仕上げました。

アットホームな雰囲気の「はりサロンCamellia」さんでは、お客さまに寄り添い、親身にお話を聞いてくれるので、これから多くの女性のお悩みを解消してくれそうですね。

■はりサロンCamellia http://hari-camellia.com/

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届けたい情報が「伝わる」ホームページづくり|養紡屋「ホームページ」デザイン

2018-08-23 | Posted in Blog, 実績No Comments » 

 

天竜堂「パンフレット」デザイン|静岡|浜松

浜松市の天竜堂さんのパンフレットをデザインさせていただきました。

遠州地域に3店舗と姉妹店の2店舗を展開されている天竜堂さんは「両目でバランスよく快適に見える」をモットーに、メガネやコンタクトレンズ、補聴器などを販売する視聴覚の専門店です。

今回のパンフレットは、保証書とレンズの取扱いを兼ねた一体型のパンフレットになっており、天竜堂さんの理念や視力測定の専門性に焦点をあてた内容になっています。

パンフレットはA5サイズ、外四つ折りの8ページで構成しています。表も裏も表紙になるよう、どちらのページにもキャッチコピーと会社名を掲載しています。

視力測定が表紙になっている方から開くと、天竜堂さんのモットーや視力測定の専門性を突き詰めるというスタンスなど、強いこだわりと真摯さが伝わる内容になっています。

全8ページあるので、ふんだんに写真を取り込むことができ、視力測定の実際の風景や設備について説明しています。

こうして掲載することで、どのような測定が行われているのか、そのプロセスも垣間見ることができます。

補聴器の表紙から開くと、視力と同様、聴力測定室で測定する風景と説明が書かれています。

天竜堂さんでは、補聴器を1日中つけていても快適なつけ心地であることを理想とし、実際にお試しいただくために最長3ヶ月という長期の視聴期間を設けています。また月1回のクリーニングサービスもあるので、購入後もずっとお客さまの「聴こえ」のサポートされています。

一つ一つ丁寧にサービスを伝えることでお客さまの安心感につながります。

保証書も兼ねているので、保証内容やお名前や購入日を記入する箇所も記載しています。

メガネと補聴器を同じ紙面で紹介しても、デザインを揃え、カラーを青とオレンジで使い分けることで、統一感をもたせ、それぞれのサービス内容がわかりやすく伝わります。

「見え方」や「聴こえ方」は普段の生活で大切な役割をもちます。天竜堂さんには、長年の経験と技術をそなえたスタッフが常にお店にいるので、気軽に安心して相談できます。

お店の「真摯な姿」が伝わることも、パンフレットの大切な役割のひとつです。お客さまにとってわかりやすく、安心感につながるパンフレットに仕上がったかと思います。

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パンフレットで意識すべき、ブランディングとは|明石くるまサポート「パンフレット」デザイン

 

はりサロンCamellia「ショップカード」デザイン|兵庫|神戸

兵庫県神戸市にある「はりサロンCamellia」さんのショップカードをデザインさせていただきました。

はりサロンCamelliaさんは女性専用の鍼灸院で、美容鍼を中心に鍼やあん摩マッサージを行っています。

サロンのオープンに伴い、ロゴマークとあわせて制作させていただきました。

おもて面には、ロゴと店名を中央に配置し、最寄り駅の案内や女性専用と美容鍼のサロンであることなど、伝えたい情報を短く、わかりやすく掲載しました。

淡いベージュを基調としたやわらかい雰囲気のショップカードは、椿のロゴが際立ち、女性が手にとってみたくなるようにデザインになっています。

うら面には、サロンのメニューとインフォメーション、地図を掲載しています。白地にロゴの濃いピンクのカラーリングがアクセントになり、ひと目見て、どんなサロンなのか、余白を適度にとりながら、伝えたい情報をわかりやすくまとめました。

このショップカードを見て、オープンされたばかりの新しいサロンへ、多くの方が訪れるきっかけになればと思います。

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「伝わる」デザインでブランド力を高める|まるたけ堂珈琲・くつろぎ庵「ショップカード」デザイン

2018-08-22 | Posted in Blog, 実績No Comments » 

 

はりサロンCamellia「ロゴ」デザイン|兵庫|神戸

兵庫県神戸市にある「はりサロンCamellia」さんのロゴマークをデザインさせていただきました。

はりサロンCamelliaさんは女性専用の鍼灸院で、美容鍼を中心に鍼やあん摩マッサージを行っています。サロン名のCamelliaは椿を意味し、由来は寒い冬に凛と咲く椿のように強くまっすぐ、また花言葉である「控えめな優しさ」「誇り」を持って患者様に向き合っていきたいと思い、ネーミングされたそうです。

ロゴマークは、サロン名であるカメリア(椿)をメインのモチーフにデザインしました。もうひとつは、雄しべに見立てた「針」をモチーフにしたので、鍼灸院だと直感的に伝わるかと思います。

ぽってりとした形の花びらや葉と、太めで読みやすい書体のアルファベットで飾らず、親しみやすい雰囲気と、安定感のあるデザインに仕上げています。

優しい印象のロゴマークと色合いは、初めて訪れる方にとって緊張が和らげ、安心感や癒やしにもつながります。

5月にオープンされたばかりの新しいサロンで、多くの方がリラックスして施術されるといいですね。

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2018-08-10 | Posted in Blog, 実績No Comments » 

 

ブランディング を手がけた【ネックラック】が名古屋の東急ハンズ初出店

数年前からブランディングのご相談をいただき、これまで通販サイトを中心に販売してきた「ネックラック」が、名古屋の東急ハンズ9Fに初出店です!これから常設で商品をお買い求めいただけます。

新幹線やバスなど、乗りものに乗るだけで首が疲れ、シビレさえ起きてしまう人が世の中に大勢いるとのことで生まれた、このネックラック。

鍼灸師であり、ゴルフのコーチでもある、ネックラック開発者の金井さん。ご自身が頸椎症を患っていて、そのサポートにこのネックラックを開発した背景からも、信頼できる商品だと思います。

明日、8月10日も開発者の金井さんが店頭にてネックラックの使い方をレクチャーしてくれます。

首に不安を抱える方は、ぜひ名古屋の東急ハンズ9Fまでお訪ねください。

 

2018-08-09 | Posted in Blog, その他, 制作現場No Comments » 

 

デザインでブランディングの精度を上げる

【ブランディングデザイン】の本来の意味

ブランディングという言葉が、世の中に浸透してきました。ブランディングとデザインは同じようなジャンルの言葉であり、【ブランディングデザイン】と、つなげて言ったりもします。

しかし、「ブランディング」という言葉だけでも、その概念を理解するのは一般の人には難しく、まして抽象的な意味に聞こえる「デザイン」とくっつけることで、正しい意味が伝わらない可能性があります。

そこでまず、この2つのキーワードを分けて整理します。ブランディングは、その企業の強みを活かした独自のサービス・商品を打ち出すことでファンを獲得し、長期的に売上を増やすことです。デザインは、そのブランディングを成功させるために不可欠な表現方法です。

つまり、ブランディングとデザインは同じ意味では全くなく、ブランディングという大枠の中で、デザインは活用されるということです。

デザインを活用することでブランディングが完成する

ブランディングは「価値をつくること」であり、デザインは「価値をつたえること」です。もしブランディングを進めるうえでデザインを上手く活用しなければ、価値ある商品であっても、その価値は正確には伝わらないでしょう。

デザインは、形や色、写真や背景、文字の大きさまで、その仕様は多岐にわたります。ブランディングを進めるには、ロゴマークをはじめ、ホームページ、パンフレット、ショップカードなど、デザインすべきものは多数あります。

これらのデザインを放棄し手を抜いてしまえば、ブランディングはゴールまで辿り着くことはできません。

ブランディングの精度を上げるためのデザイン

ブランディングを成功させるには、ブランド戦略に理解のないデザイナーと組んではいけません。ブランディングにおけるデザインは決してアートではなく、ビジネスの上に立脚したひとつの表現方法に過ぎません。そのため、デザインはブランディングの中でブランド戦略に基づいた表現でなければならないのです。

デザインは企業の課題をなんでも解決する万能薬ではありませんが、デザインの力によってブランディングが飛躍的に成功することもあるでしょう。もしiPhoneが発売当初の美しいフォルムのデザインで世の中に登場していなかったら、今ほど普及してなかったかもしれません。Appleは、ブランディングにおけるデザインの重要性をしっかりと理解している企業といえます。

デザインによってブランディングの精度は上がります。もし外部のデザイナーと二人三脚でブランディングを進めていくのであれば、ブランド戦略を理解してくれるデザイナーと組むことが、ブランディングを成功させる最も近道な選択肢といえます。

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ブランド戦略からデザインまで。ブランディングの物語

 

2018-08-08 | Posted in Blog, ブランディング論No Comments » 

 

中小企業はブランディングで成果を上げやすい

中小企業のブランディングは一点突破

大企業はさまざまな事業を展開しているため、必然的に企業の総合力を感じます。しかし、世の中で突き抜けている企業といえば、むしろ中小企業のほうが多いのではないでしょうか。

ブランディングは、企業の強みを活かして特化することから始まります。一点突破の発想です。ある分野でマニアックになり、専門性を発揮すれば、競合他社がマネすることが難しくなります。あるいは、他社が参入できない、ブルーオーシャンの市場を築くことができるかもしれません。中小企業にとって不利な資金の体力勝負ではなく、アイデアと一点突破で突き抜けることが重要なのです。

大企業は新規分野に参入するのに慎重にならざるを得ず、市場調査などに時間をかける傾向にあります。中小企業であれば、まずトライしてみて市場の反応を見ながら改善を積み重ねる発想で、ものづくりをすることもできます。

ブランド戦略の実行は即断即決の積み重ね

中小企業であるメリットは、決断力と機動力を活かせる点です。ブランディングを進めていくと、いくつもの決断をしなければならず、事業の方向性について大きな経営判断をする場面もあるでしょう。そのときに経営者が即断即決をすれば、中小企業はその日からすぐ行動を起こすことができます。大企業であれば何日も社内稟議に時間がかかることでも、中小企業ならではの機動力を活かすことができるのです。

即断即決は、簡単なようにみえて難しいことです。しかし、中小企業はせっかくそのアドバンテージがあるので、スピード感をもって即断即決し、トライアンドエラーを繰り返すことが重要だと思います。

実際にブランディングを進めていくと、当初の思惑とは異なる状況や、ターゲットとして想定していなかった意外な顧客から支持を得たりすることがあります。大同小異で、大きな方針はブレずに小さな改善を積み重ねること、トライアンドエラーはブランディングにとって必要なことなのです。

デザインとインターネットを最大限に活用する

最近では「デザイン経営」や「デザイン思考」といった言葉を、よく耳にするようになりました。しかし、デザインを経営に取り入れている中小企業は、全体から見れば、まだまだごくわずかだと言えるでしょう。

たとえば、ブランド戦略を策定して自社ブランドを立ち上げたとしても、その価値を伝えるときにデザインを活用しなかった場合、せっかくの商品・サービスの魅力がしっかりと伝わらない可能性があります。ブランディングとデザインは、常にセットで考えないとなりません。

インターネットにより、昔に比べれば「見つけてもらいやすい」環境になりました。どんな価値があるものを提供しているか、どのようなオンリーワンの技術を持っているか。そういった「価値を伝えること」をホームページやFacebook、Instagramを通じて、情報発信をすることができます。

以前は、宣伝広告というとテレビコマーシャルや折込チラシ、駅貼りポスターなど、大きな費用がかかることが情報発信のネックでした。しかし、インターネット上では、企業の大小はあまり関係しないので、中小企業であっても十分に情報発信を行うことができます。つまり、大企業と同じ土俵で勝負ができるということなのです。

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中小企業をブランディングするうえで必要なこと

2018-08-08 | Posted in Blog, ブランディング論No Comments » 

 

東京のブランディングと地方のブランディングの違い

東京でデザイン制作会社につとめている知人が、以前こんなことを言っていました。「東京でデザインの仕事をしていると、広告代理店からの発注がほとんどだよ。クライアントと二人三脚でブランディングする案件をしてみたいよ」と。

東京でブランディングというと華やかな印象

東京でブランディングというと、大手広告代理店や有名なデザイン事務所が手がける、大型のブランディング案件が印象的です。佐藤可士和さんを起用したUNIQLOは、まさにその象徴とも言えるでしょう。ブランド戦略のうえでプロモーションが必要とあれば、全国放映のテレビコマーシャルをたくさん流したり、とても華やかな世界に見えます。

磨けば光るブランディングの原石が地方にはある

一方で、地方でのブランディングの仕事は、華やかさはなく、東京に比べればひとつひとつは小さな案件です。しかし、経営者の独創的な理念にもとづく中小企業や、オンリーワンの技術をもった事業展開など、多様なおもしろさは相当あると思います。

たとえば、農家さんが一生懸命に育てた野菜をブランド化するときなど、畑の片隅で打ち合わせすることもありますし、製造業の取材では油の匂いがただよう工場で写真撮影します。まさに、ブランドの原石が目の前にある。これから世に出ていくというワクワク感があります。

東京のお店には、ブランディングやデザインが仕上がった商品が並びます。そこには美しい装飾やオシャレなパッケージが目に入りますが、もしかしたら、その原石は地方で生み出されているのかもしれません。今では地方発で東京ではなく、地方発でもいきなり世界というケースも考えられるでしょう。

東京といっても業種によってさまざまですし、一概に東京でのブランディングはどうというつもりはありませんが、ユニークなブランディングの原石に出会う可能性は地方のほうが高い気がしています。

ブランディングの鉄則は場所を問わず普遍的

では、東京と地方でブランディングの中身は違うのかというと、そんなことはありません。ブランディングで成すべきことは、東京でも地方でも関係ありません。場所はどこでも、ブランディングにおいて「会社の強み」を活かして突き抜ける、という鉄則は変わらないのです。

ブランディングは、その会社が持っている人・もの・資金のリソースを最大限に注力し、市場の中で共感を得て長期的なファンをつくるのが目的です。高度経済成長期の日本は大量生産・大量消費でしたが、これからの時代、一定数のファンさえ獲得できればビジネスが成立するブランドが、日本中で増えてくることでしょう。

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ブランディングについて基礎を学ぶ

2018-08-03 | Posted in Blog, ブランディング論No Comments » 

 

デザインを内製してもディレクターは外注をおすすめする【3つの理由】

パンフレットやホームページ、まず自分たちでデザインしてみようよ。こう思う経営者は少なくありません。

近年では、ホームページとSNSを連動させて即時性が必要だったり、自社内でやったほうが早く済むケースも増えてきました。その流れで、これまでパンフレットなどの印刷物やホームページのデザインを外注していたけれど、自社内でできないか検討する企業もあるでしょう。

しかし、そう簡単にデザインの内製がうまく進まない理由があります。

イラストレーターを使えてもデザインはできない

デザインをするためのソフトで代表的なものは、Adobe社のイラストレーター、フォトショップが有名です。デザイン会社でなくても、これらのグラフィック系ソフトをお持ちの会社を見かけます。

社長は社員にソフトの使用方法を覚えてもらえば、すぐにデザインが内製できると考えるでしょう。しかし、ソフトはただの道具であって、道具の使い方を覚えたとしても、デザインの仕上がりが上手いかどうかは別問題。トンカチやカンナの使い方を覚えたからといって、大工さんのように巧みに木を加工できませんよね。それと一緒です。

また、印刷物に必要な専門知識と、ホームページ制作に必要な知識も異なります。さらに、SEOやSNSの運用に必要な知識もまた別物です。これらのスキルを総合的に身につけるのには時間がかかります。表面的な装飾デザインに加えて、デザイン思考でプロジェクトを進める能力はそう簡単には身につかないものです。

デザインと経営を結びつける能力が必要

たとえば、グラフィックデザインの専門学校を卒業した若者を1人採用すれば、自社のパンフレットやホームページのデザインを内製化できると考える経営者もいます。しかし、デザイナーを採用してもなかなかデザインが進みません。その原因は、デザインの良し悪しの基準がないからです。

デザインは本来、事業の方向性やターゲット、ブランド戦略に基づいて、その仕様を決定すべきです。経営者の好みだけで決めてしまうと、ターゲットとのズレが生じます。

グラフィックソフトは使えるけれどビジネスの経験が浅いデザイナーは、どのデザインがベストなのかを推し量る経験値と基準を備えておりません。そのため、経営者にデザインの判断を仰ぐことになるのですが、経営者でもどのデザインがベストなのかは、分かりません。こうしてデザインを内製化をしてスピードアップするつもりが、かえってプロジェクトが進まなくなってしまうのです。

クリエイティブディレクターがデザインを監修する

デザインの世界では、グラフィックデザイナーやコピーライターの経験を経て、10年ぐらいで「クリエイティブディレクター」としての能力が身につきます。

クリエイティブディレクターは、ビジネスの観点とデザインの良し悪しから全体を俯瞰してとらえ、そのタイミングでベストなデザインは何か、答えを導き出します。

これまでの豊富な経験から、パンフレットなどの印刷物に必要な専門知識を身につけ、撮影の際の注意点やホームページとSNSの連動性なども考慮して、デザインマネジメントをすることが可能です。デザインを内製化した場合、このようなクリエイティブディレクターに定期的に進捗をチェックしてもらうことで、デザインの品質は高まり、方向性が定まります。

クリエイティブディレクターを社員で雇うとなると人件費の高い職種になってしまうので、外注としてデザインマネジメントに携わってもらうのが理想的だと考えます。

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クリエイティブディレクターが監修した事例を見る

2018-08-02 | Posted in Blog, ブランディング論No Comments » 

 

デザイン料金の基準をプロが解説

デザイン料の相場を知りたい。制作料金の目安を知りたい。デザイナーにデザインを依頼する前に、こうした予算感の不安が大きい方は多いのではないでしょうか?

ロゴマーク、ホームページ、パンフレットなど、デザインの制作物は多岐にわたります。今回はデザイン料金の基準や目安についてお伝えしたいと思います。

デザイン料金は「費用」ではなく「投資」と考える

まずはじめに、デザイン料のことを費用と捉えるのではなく「投資」と捉えることを前提としてください。本来、デザインの価値は「いくら投資して、いくら売上に寄与したか」で決まるべきです。

たとえば、ホームページを100万円でリニューアルしたとして、ホームページ経由のお問い合わせが増加し、1年間で500万円分の受注が増えたとします。仮に、リニューアル前の1年間は100万円分しかホームページ経由の受注がなかったとすると、このホームページリニューアルは成功した投資と言えるでしょう。しかもホームページは、1年間で使えなくなるものではありません。その後も売上に貢献することを加味すると、このケースでは大きく有効な投資手段だったといえます。

デザインは投資であるという前提に立つと、その投資がどれだけ役立つかどうかでデザイン料金を判断すればいいでしょう。個人のデザイナーに依頼するのか、法人のデザイン会社に依頼するのかによっても、デザイン料金は変わります。

ロゴマークは旗印として重要なアイテム

ロゴマークのデザイン制作料は、3〜50万円ぐらいの幅があります。大企業や大きなプロジェクトとなれば、デザインが決まるまでのプレゼンや工程がもっとかかるため、デザイン料はこの範囲でも収まらないでしょう。

ロゴマークは一度作ってしまえば、その後、何年も使うことができます。老舗の和菓子店や旅館をはじめ、ロゴマークを何十年も使っている企業も少なくありません。ロゴマークは直接売上に結びつきにくいものですが、企業やブランドのシンボルとなる重要なものです。

デザインはマークのみでいいのか、それとも書体までオリジナルでデザインしてほしいのか、によってデザイナーの労力も変わるため、料金も変わってくるケースが多いでしょう。当社の場合は、ロゴマークの正しい使い方をまとめた「仕様書」を作成し、デザインとともに納品することも承っています。

ホームページのデザインは投資に見合うことが多い

ホームページのデザイン料は、サイトの規模、ページ数によって大きく異なります。またデザインだけでなく、システムのプログラミング費用もかかるケースが多いため、案件ごとに御見積となることが一般的かと思います。ただ、決められたテンプレートを使用したホームページ制作もあり、そのような場合はパッケージ価格のように料金が事前に決められていると思います。あくまで案件ごとの御見積の話にかぎると、中小企業で50〜200万円ぐらいのデザイン料金が目安になるかと思います。

ホームページは「24時間、稼働する営業マン」に例えられるように、インターネット上に公開されていることで、国内だけでなく世界からも閲覧できますし、閲覧時間の制限もありません。そのため、デザイン料金が高くても、その分、高いクオリティのホームページができれば、投資に見合うことが多いように思います。

ホームページをご自分で作られている方も多いかと思いますが、客観的に見たサイトの分かりやすい構成、SEOを踏まえたサイト運営、SNSとの連動性など、ホームページはただ情報を載せれば見てもらえるわけではないので、総合的に相談に乗ってもらえるプロに依頼したほうが、情報発信の基盤としてのホームページを構築できると思います。

パンフレットは紙のサイズ・印刷部数によって変動する

紙媒体の代表的なものといえば、パンフレットです。WEBやSNSが情報発信の主流になる中、いまだパンフレットの需要は多くあります。やはり、目の前の相手に手渡しで説明できるメリットは大きいですね。

パンフレットのデザイン料金は、紙のサイズ、ページ数によって異なります。一般的なサイズで8ページ程度のパンフレットであれば、20〜50万円ぐらいでしょうか。撮影が必要かどうか、何冊印刷するか部数によっても料金は変わってきます。

 

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ブランディングの事例を見てデザインを研究する

2018-08-01 | Posted in Blog, ブランディング論No Comments » 

 

広報をブランディング視点から考える【3つの大切なポイント】

広報とブランディングは、同じことのようなイメージをもたれていますが、実際には違います。広報とブランディングの違いについて解説したいと思います。

広報はプロモーションや広告宣伝なのか

まず「広報」という漢字の意味をそのまま解釈すると「広く報じる」ですね。世の中に自分たちの会社や商品を広く報じたい、というプロモーション意識が広報の根本にあります。「広く報じたい」のは自分たちなので、広報担当者がメディアに働きかけたり、プロモーションを仕掛けたり、自ら動く必要があります。

広報と集客は厳密には異なりますが、行政ではなく企業が広報をおこなう場合は、少なからず「集客」への意識は高いといえるでしょう。そのために世間で注目を浴びそうなネタやキーワードを選んで広報を実践することになります。

広報と似たような言葉で、広告宣伝やPRがあります。広告宣伝は、メディアの枠を買ったり、お金を払って広告を掲載するのが一般的です。PR(パブリックリレーションズ)は、世間的な関心事や価値ある情報を流し、取材してもらう形式です。前者は主観的、後者は客観的ともいえ、広報はPRに近いニュアンスだといえますが、PRは双方の信頼関係を築くという意味合いもあり、広報よりも広い意味をもつと言えるでしょう。

オウンドメディアは広報の王道になりえるか

近年注目されている手法に「オウンドメディア」があります。自社のウェブサイトを広報のツールとして活用し、さまざまなコンテンツを自分たちで考え、インターネット上に公開します。オウンドメディアは、自社に関心を持ってもらうコーポレートブランディングにもつながり、非常に有効な広報ともいえます。

しかし、テレビや新聞に取り上げられて一気に商品が売れたり、ホームページのアクセス数が急増したりというインパクトは、オウンドメディアにはありません。SNSで話題になってアクセス数が伸びることはあっても、瞬間的なインパクトはまだまだマスメディアのほうが強いでしょう。そのため、社内でオウンドメディアの重要性を理解してもらうことが大変で、広報担当者のモチベーションを保ち続けるのも難しくなってきます。

オウンドメディアを何年もかけて運営できる企業は、よほどコーポレートブランディングへの理解が進んでいる企業であり、そのための運営予算もある企業に限られてきます。まして、中小企業には広報専門の担当者がいないことのほうが大半で、ほとんどの広報担当者は様々な業務を兼務しています。そういった観点から、オウンドメディアが広報の王道になる日は、まだまだ先だと感じています。

ブランディングの大枠のなかで広報を位置づける

広報は、あくまでブランディングの一部に過ぎません。ブランディングに取り組む上では、顧客との接点、ターゲットとなる潜在顧客との接点など、すべての「接点」においてイメージを統一したり、価値を伝えるデザインをマネジメントする必要があります。

その接点は、たとえばロゴマークであったり、ホームページであったり、スタッフ一人一人の接客態度であったりします。そうした接点の一つ一つでブランドらしさを築くのがブランディングで、ブランディングは地道な作業です。しかし、ひとたびブランドを築いてしまえば、頻繁な広報をしなくても商品の名前は覚えられ、顧客の記憶にブランドイメージが根付き、長期間にわたって売上に寄与します。

広報を単体で考えるのではなく、商品開発、サービス設計、プロモーションなどのブランディングをおこなっていく上での、一つの施策として広報をとらえることが重要です。大企業では縦割りで広報部署があるため、ブランディングの大枠のなかで横断的に部署をまたぐのは難しいかもしれませんが、中小企業は経営者の理解が得られれば、スピード感をもって実行できると思います。

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1.ブランディングの理解をもっと深める

2.ブランディングの具体的な手法を知る

3.ブランディングの事例を見て研究する

2018-08-01 | Posted in Blog, ブランディング論No Comments » 

 

ブランディング10の事例から見る|日本の中小企業のブランド戦略

ブランディングは、大企業が取り組むものだと認識されがちです。しかし、実は中小企業のほうがブランディングに取り組みやすいのをご存知でしょうか?

ブランディングは大企業だけのものではない

大企業は、CMを大体的に打ったりしてプロモーションに力を入れることで、とにかく認知度を高めています。全国民がしっているようなブランドやメーカーもあるでしょう。それだけ認知度が高いと、「聞いたことがある」というだけで信頼感を得られやすいし、大企業だから安心というような目には見えない安心感というものを感じることがあります。

しかし、実際に新規ブランドを立ち上げるにあたっては、大企業は会社の大きさ、関わる人の多さがデメリットとなり、スピード感に欠けることが多いです。担当者がその場で即決する権限をもっておらず、一旦、持ち帰って社内調整に時間を費やしたり、ブランディングをする上で武器になる「スピード感」が備わっていないことが多々、見受けられます。

中小企業がブランディングで突き抜ける時代へ

その点、中小企業であれば、経営者の即断即決で物事を進められることが多いです。自社の強みを活かしたり、自社ブランドを構築する上では、この決裁スピードが速いということが、大きなアドバンテージなのです。ただ予算の面からいえば、やはり大企業の資本力にはかないません。そこは知恵を絞り、ひとつずつ事業、ブランドを前に進めていく必要があるのです。それこそが、中小企業のブランディングの醍醐味だと感じています。

ここで紹介するブランディング事例は、中小企業が自分たちならではの強みを活かして、価値をつくり、価値をつたえていくことにチャレンジしている事例です。ブランディングが大切だと気づいているけど、何から取り組んでいいのか分からない、という経営者にとって、役に立つことと思います。

中小企業でも取り組める、ブランディング10の事例

 

1.商品のポイントをデザインとキャッチコピーで伝える

2.上質なクオリティをホームページのデザインと写真で表現する

3.商品カタログのデザインで世界観を伝える

4.ロゴマークと看板のデザインでお店の個性をかもしだす

5.社歴やストーリーをまとめた会社案内のデザイン

6.老舗の書店が紙袋やしおりをリニューアル

7.林業の魅力をホームページのデザインで見せる

8.ネーミングやコンセプトからブランディングを手がける

9.老舗和菓子店の雰囲気を伝えるパンフレット

10.製造業の工場を取材。こだわりを伝えるパンフレットを制作

2018-07-31 | Posted in Blog, ブランディング論No Comments » 

 

デザイン経営を考える。デザイン思考は日本に根づくか。

NewsPicks(ニューズピックス)で「デザイン経営」の特集がアップされました。
(※記事の中身は有料会員しか読むことができません)

【入山章栄×林千晶】経営がデザインを求めだした理由

【宗像×梅澤】特許庁、デザイン経営への挑戦

【Takram田川欣哉】20年後、生き残る企業の条件

タイトルだけ見ても、デザインの重要性が増していることが伝わるかと思います。記事の中身も非常に興味深く、ブランディングやデザインに投資することで「売上が上がる」ことにも触れられています。

デザインを経営に取り入れることが、日本でも普通になる

この特集で重要なことは、一言でいうと「デザインと経営はつながっている」ということです。これは当たり前のことなのですが、今まで日本では一般的に別物だと捉えられていました。

デザインは本来、経営や事業計画に基づいた表現、ブランド戦略に基づいたブランドの方向性のはずです。その点から見ると、経営とデザインは直結していて当然です。日本では、まだまだアートとデザインが混同されていますが、商業デザインはビジネスの上に成り立っているため、自己表現のアートとは異なります。

これから10年で、この理解はもっと進むでしょう。デザインを経営に取り入れる会社が普通になり、そうでない会社が生き残るのは厳しい時代に突入すると考えます。それほど、インターネットによって情報があふれ、「一体、何が強みなのか」を表現することが重要になってきているということです。

「デザイン×経営」は、ブランディングである

これまで10年以上デザインの仕事に携わり、デザイン×経営とは、ブランディングのことだと実感しています。今回の経済産業省・特許庁の「デザイン宣言」も、もしかしたら、すでに先入観が構築されてしまった「デザイン」という言葉を使うより、まだ意味が浸透しきっていない「ブランディング宣言」という言葉で表現したほうが、スッと受け入れられる可能性が高かったかもしれません。

ただどんな言葉を使ったとしても、本質的には同じことです。ひとりでも多くの経営者がデザインやブランディングの重要性に気づき、自社の強みを活かし、ビジネスを加速することを願っています。

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デザインを経営に活かす。ブランディングストーリーを読む

2018-07-29 | Posted in Blog, ブランディング論No Comments » 

 

ブランディングの費用の目安

予算はどれぐらい必要?ブランディング費用の目安

「ブランディングに取り組みたい。でもその前に、費用の目安を知りたい」

ブランディングが必要だと感じて、まず予算を心配する経営者は多いと思います。ブランディングは、その会社の状況や目指す目標によって期間や必要なデザインが異なるため、いくらで完成するとは一概には言えません。

基本的な考え方として、ブランディングは投資です。長い目で見て、今から育てるつもりで投資をしていくのです。費用だと捉えすぎると、未来への投資として思い切った施策が打てなかったり、ブランドが育つ前に十分な予算を配せずにプロジェクト終了となってしまいます。

ブランド戦略会議が必要かどうか?

自社ブランドを立ち上げたり、新規事業を企画する上では、第三者の目線はとても重要となってきます。また、何も戦略をもたずに経験や勘だけど頼りにしてしまっては、ブランドの立ち上げもなかなかうまくいきません。

そのため、当社では、自社ブランドを立ち上げるケースや新規事業のブランディングを行うときには、毎月1回のブランド戦略会議の開催をおすすめしています。その際に当社がアドバイザーとしてメンバーに加わることで、第三者の目線、未来に向けたブランド戦略などのアドバイスをして、ブランドづくりを推進します。

このケースの場合、月1度のブランド戦略への参画をはじめ、メール等による随時相談など、月額で5万円〜のご契約になります。クライアントが希望するサービスや、かかる時間、場所によって費用は異なり、オーダーメイドのサービスとなりますので、ご要望をお聞きしてクライアントごとに、御見積を提示しご契約となります。

期間の目安としては、初めは1年間を基準にしていますが、ブランディングは複数年かかることが大半なので、大抵の場合、そのまま継続して2年目以降もブランディングのパートナーとして携わることが多いです。

デザインの費用や期間、制作物にもよる

もうひとつの予算の目安として必要なのは、デザイン料があります。自社ブランドや新規事業を立ち上げるケースでは、ネーミングからロゴマーク、パンフレット、ショップカード、ホームページ、Facebookページ、Instagramの開設など、必要になるデザイン関係の施策は多岐にわたります。

「何を制作するか」によって全体の予算はもちろん異なり、クライアントの現状に応じた御見積となります。ロゴマーク、パンフレット、ホームページはブランドの情報発信に欠かせないものとして最低限は必要です。印刷部数やホームページの仕様によっても変動しますが、およその費用の目安としては、100万円〜200万円ぐらいでお伝えしています。もちろん、それ以上かかるケースもあります。

一般的に「ブランディングやデザインはお金がかかる」と思われがちですが、ブランディングに取り組むことによって得られるファンの獲得や売上アップ、一度デザインが完成すれば数年間(もしくは数十年)も使えるため、デザインの耐用年数も加味する必要もあります。

このように、ブランディングの費用といっても一概にはいえませんが、ひとつの目安になればと思います。

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当社がブランディングのパートナーに選ばれる理由

2018-07-29 | Posted in Blog, その他No Comments » 

 

禅組子「ホームページ(wordpress)」デザイン|静岡|浜松

日本建築の建具に使われる「組子」の技術を結集し、組子の新たな魅力を伝える「禅組子」をプロデュースし、ホームページを制作しました。その他、パンフレットDMも手がけています。

http://zenkumiko.com

組子細工は、小さく切り出した木のパーツを、手作業で組み合わせる、飛鳥時代から受け継がれる伝統技法です。主に住宅や寺院の建具などに使われてきましたが、近年では国内需要が落ち込み、職人が減り続けています。

浜松市で組子製品を手がけるジェイウッドさんからご相談を受け、卓越した伝統技術を、アート作品として昇華させたいと考え、組子技術の新たな価値の提案「禅組子」の開発に至りました。

禅組子は「禅を感じる美しさ」をコンセプトに、1600個もの木のパーツを職人が手作業で組み上げています。モチーフとなっている麻の葉は、古来より魔よけや葉がまっすぐ伸びることから、子どものすこやかな成長を願う縁起物としても用いられてきました。

トップページのメイン画像はスライドさせず、あえて1枚にすることで、落ち着きのある印象を伝えることを意識しました。

その他トップページには、禅組子のコンセプトである「禅を感じる美しさ」が伝わる文章と画像を配置。組子細工の歴史や職人の技術の習得までに10年以上の歳月がかかることなどを掲載しています。日本の「伝統美」と職人の「技」が伝わるデザインにしました。

また、海外からのニーズにも応えられるように、英語も併記しています。

作品の説明やサイズを掲載。

Aboutページでは、禅組子の制作者のジェイウッドさんについて掲載しています。他のページ同様、シンプルに掲載することで、見やすく、全体に統一感があります。また禅組子のもつ世界観や魅力が伝わるデザインに仕上げました。

 

ショップリストやNEWSページも配置。

画像のレイアウト、テキストのバランス、余白の取り方など、ページ全体をシンプルに仕上げることで、統一感がでて、見やすいホームページに仕上がったかと思います。

禅組子が、日本だけでなく海外の方にも、その良さを知ってもらえればと思います。

■禅組子/http://zenkumiko.com

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「伝わる」ホームページデザインの実例|エルムコート「ホームページ(wordpress)」デザイン

 

【中日新聞】禅組子プロデュース|静岡|浜松

6月22日、中日新聞さんの経済面で「禅組子」について紹介していただきました。佐鳴台にあるまるたけ堂 珈琲さんで6月30日まで開催されている「禅組子展」の様子や案内も掲載されています。

日本の伝統技術である「組子」を手がけるジェイウッドさんから、当社に組子をアートとして作品にできないかというご相談をうけたのをきっかけに誕生した禅組子。「禅を感じる美しさ」をコンセプトに、1600個もの木のパーツを職人が手で組み上げた作品です。

額装はアートの専門店ページワンさんがしつらえ、当社がパンフレットやホームページも制作しています。

記事には、生活の洋式化で、需要が減少する日本の伝統建築や技術をどのように残すか、という切り口で開発の経緯や日本の伝統技術の現状について伝えられています。その中で、浜松の3社が「日本のものづくり」をアート作品として新たな価値を提供したと、わかりやすくまとめていただきました。

伝統技術が、次の世代に少しずつ形を変えながら受け継がれていけばと思います。

ジェイウッドさんがアート作品として昇華した禅組子。多くの人に知ってもらえる機会が広がると嬉しいです。

2018-06-30 | Posted in Blog, メディア掲載No Comments » 

 

『遠州ブランドジャーナルvol.1』雑誌編集・デザイン|静岡|浜松

浜松・遠州の魅力ある企業のブランディング実例を紹介した本『遠州ブランドジャーナルvol.1』を出版しました。

浜松・遠州で、ブランディングに取り組む中小企業や店舗が増えてきた背景をふまえ、より多くに方にブランディング実例を知ってほしいという想いから、雑誌を出版することにしました。

コンテンツは、主に当社が携わったブランディング実例の紹介やブランド戦略の基本的な考え方、デザインの解説など、合計45ページほど。読みやすいA4サイズで、写真を多めに掲載しているので、ぱらぱらとめくりながら、各企業の世界観を気軽に眺めることができます。

ブランディング実例の一つが、立ち上げから二人三脚で携わってきた「遠州綿紬のぬくもり工房」さんのブランディングです。

ブランド名、ロゴマーク、ホームページ、パンフレット、パッケージ等により、トータルなブランドの世界観を打ち出すとともに、戦略的に取り組んだ販路開拓や直営店OPENなどの道のりを、デザインの実例とともに紹介しています。

ぬくもり工房さんのほかに、エルムコートさん、まるたけ堂珈琲さん、ナインスケッチさんの3社の実例も紹介しています。

「価値をつくり、価値をつたえる」という切り口で、中小企業のブランド戦略の基本的な考え方を伝えるコンテンツでは、ブランディングを進める上で必要な「本質」を、どのように捉えるかを掲載しています。

デザイン解説では、ネックラックさんのリーフレットをポイント別に解説しています。1枚のリーフレットの中に、目に見えない「想い」を「カタチ」にし、細かな部分にまで意識しながら制作していることが伝わると思います。

当社が運営する、遠州が誇る“ひと・もの・かたり”を発信するウェブマガジン「TOWTOWMI.jp」からは、遠州の誇るべき風景をあつめた「遠州百景」や、豊かな自然の中で育った海の幸・山の幸を紹介する「遠州三昧」を掲載しています。

TOWTOWMI.jpで掲載された、地域のピックアップ記事や、地域の繊維産業に関わる若手事業者の対談なども掲載。

新規農業者のインタビューでは、たまねぎ農家の渥美さんが就農したきっかけや熱い想い、今後の展望などが掲載されています。

ブランディングのポイントを紹介した雑誌が、地域を支える中小企業者の方や、その他さまざまな方々にとってアイデアやヒントを得られるものになり、この遠州地域全体を盛り上げていくことにつながればと考えています。

『遠州ブランドジャーナルvol.1』は、谷島屋さんでの取扱・販売(一冊/500円)となります。店頭でぜひ手にとってみてください。

この記事を読まれた方には下記のページもおすすめです。合わせてお読みください。
デザインで地域の魅力を伝える|EN magazine(エンマガジン)雑誌編集・デザイン

2018-06-28 | Posted in Blog, その他, 実績No Comments » 

 

デザイン経営宣言(経済産業省・特許庁)を発表。ブランディングに注目が集まるか。

経済産業省・特許庁が2018年5月に「デザイン経営」宣言を発表しました(詳細はこちら)。

企業が事業を営むうえでデザインは重要であり、ブランド価値を生むと言及しています。デザイン経営とは、まさにブランディングに取り組むということです。

デザインは、企業が⼤切にしている価値、それを実現しようとする意志を 表現する営みである。それは、個々の製品の外⾒を好感度の⾼いものにする だけではない。顧客が企業と接点を持つあらゆる体験に、その価値や意志を徹底させ、それが⼀貫したメッセージとして伝わることで、他の企業では代替できないと顧客が思うブランド価値が⽣まれる。

中小企業のブランディングに携わっていて、日々感じていることと同感です。これまで日本では「良いものさえ作っていれば売れる」と、信じられてきました。当然ながら良いものを作ることは素晴らしいことであり、確かにそうだと言える側面もあります。

ただ、その「良さ」が本当に伝わっていますか?という点が重要なのです。せっかく良いものを作ったとしても、その良さが伝わらなければ購入者やファンは生まれません。良さを「伝えること」にも、良いものを作ることと同じぐらい熱量をもつ必要があるのです。当社のホームページでも「ブランディングとは」ページで、その重要性を語っています。

「デザイン経営」は、そのリターンに⾒合うだろうか。各国の調査は「YES」であることを⽰している。欧⽶ではデザインへの投資を⾏う企業 パフォーマンスについての研究が⾏われている。それらはデザインへの投資を⾏う企業が、⾼いパフォーマンスを発揮していることを⽰している。 例えば、British Design Councilは、デザインに投資すると、その4倍の利益を得られると発表した。

「デザイン経営」宣言の中でも、上記にあるように、デザインに投資することで実際に4倍の利益を得られるというデータにも言及しています。当社ホームページの「効果・改善事例」に掲載しているように、利益だけでなく様々な効果がブランディングによってもたらされています。

「デザイン経営」宣言では、具体的な基準として2つの条件を挙げています。

「デザイン経営」と呼ぶための必要条件は、以下の2点である。
① 経営チームにデザイン責任者がいること
② 事業戦略構築の最上流からデザインが関与すること

2つとも非常に重要なことで、デザイン経営・ブランディングに取り組む上では、どちらも欠かせません。しかし、この2つを満たす人材は高度な「クリエイティブディレクター」であり、デザインの知識だけでなく、経営の知識も身につけたスペシャリストです。

中小企業でそんな希少な人材を見つけ、採用し抱えることは現状難しいでしょう。クリエイティブ人材が多く集まる東京ならまだしも、特に地方ならなおさらです。その現状を踏まえると、中小企業は外部ブレーンのクリエイティブディレクターと二人三脚する形が理想的だと感じています。

自社の経営状況、事業戦略を理解してもらいながら一緒に未来を考える。常にデザイン思考や第三者の視点からアドバイスを受け、事業にデザイン思考を自然に取り入れていく。その形が、中小企業が「デザイン経営」を実現する方法だと感じています。

その形を実現できるよう、当社では「アドバイザー」と「デザイン」というカテゴリーに分けてデザイン経営をサポートできるようにしています(詳しくはこちら)。

デザイン経営・ブランディングは、「強みを活かして、突き抜ける」ことで成果を上げます。これからデザイン経営を取り入れ、強みを活かして突き抜ける企業が増えていくことを応援しています。

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ブランディングは「経営」と「デザイン」の融合である

 

 

2018-06-28 | Posted in Blog, その他, ブランディング論No Comments » 

 

日本の伝統技術を、いかに現代に生かすか

先日、中区佐鳴台にある「まるたけ堂 珈琲」さんへ、当社がプロデュースした「禅組子」の企画展のお披露目会に出席しました。

まるたけ堂 珈琲さんは、自家焙煎した珈琲豆をていねいにネルドリップしたこだわりの一杯を味わえるお店です。くつろぎをコンセプトに上質な空間でゆったりとした時間を過ごせます。

中に入ると、店内の中央に作品が配置され、大きな作品ではありませんが、その佇まいは存在感があります。

浜松市の組子職人の山下さんが、当社へ組子をアート作品にできないかとご相談に来られたのが今年の4月頃。作品を見せてもらい、組子をそのまま飾ると建具のような日常的な雰囲気がでるため、作品を小さくし、額装することでアート作品として昇華できるのではと提案しました。

作品をながめていると心やすらぐ印象を受けたので「禅組子」と名付けました。「禅を感じる美しさ」をコンセプトに、1600個もの木のパーツを職人が手作業で組み上げ、モチーフとなっている麻の葉は、古来より魔よけや葉がまっすぐ伸びることから、子どものすこやかな成長を願う縁起物として用いられているそうです。額装は、中区鹿谷のページワンさんにお願いしました。

企画から約2ヶ月でお披露目できた禅組子。ブランディングにおいて事業のスピードアップも重要な要素のひとつ。スピード感は常に意識することを心がけています。

▲1番最初に山下さんに見せていただいた作品

小さく切り出した木のパーツを、手作業で組み上げる「組子」の技術は精密な作業で、一人前の職人になるには10年以上の歳月がかかると言われています。一方、建築業界における現在は既成品が主流となり、手作りによる伝統様式の建具は希少な存在となりつつあるほど、国内の需要は大きく落ち込んでいます。

組子職人の手仕事が減少する中、新しい価値としての組子を提案できたかと思います。

近くで見ると繊細かつ迫力満点です。正確にカットされた細かな木のパーツは、熟練した職人の技を感じます。

 

組子職人の山下さんからのご挨拶では、禅組子が誕生した経緯や建具業界の現状を語られました。娘さんの「組子ってアートなの?」という一言から組子をアート作品にできないかと考えた、と山下さん。娘さんの問いかけが、禅組子が誕生のヒントになったのですね。くわしくお話を聞くと意外なストーリーが背景にはあります。

お披露目会に彩りを添えてくださったのが、森町にある「精進懐石 無庵」さんのお料理。丹精込めて作られたお料理からは、季節の野菜や果物の素材本来の味わいや旨みを感じます。

また、中区山手町のワインハウス新美さんがセレクトしたナチュラルなつくりのワインは、やさしい味わいと香りで、華やかな雰囲気を演出してくれました。

禅組子展は630日まで。緻密な禅組子の世界を堪能しに、おでかけしてみてはいかがでしょうか。

まるたけ堂 珈琲

http://mc-ka.com

会期:2018612日(火)~630日(土)

時間:10:0018:00

定休日:日・月

入場料:無料

2018-06-22 | Posted in Blog, その他No Comments » 

 

【朝日新聞】禅組子プロデュース|静岡|浜松

6月19日の朝日新聞さんの朝刊で「禅組子」について取り上げていただきました。

浜松市の組子職人である山下さんから、日本の伝統技術である組子をアート作品にできないかというご相談をうけたのをきっかけに「禅組子」のプロデュースをさせていただきました。

小さく切り出した木のパーツを、手作業で組み合わせる「組子」の製作には精密な作業を要し、わずか0.1mmずれるだけで、木がかみ合わず完成しません。一人前の職人になるには10年以上の歳月がかかると言われるほどの技術です。一方、既成品が主流となる現代の建築業界においては、伝統的な建具は希少な存在となりつつあるほど、国内の需要は落ち込んでいるのも事実です。

作品を見た時、心が落ち着く印象を受けたので「禅組子」と名付け、「禅を感じる美しさ」をコンセプトに、1600個もの木のパーツを職人が手で組み上げています。モチーフとなっている麻の葉は、古来より魔よけや葉がまっすぐ伸びることから、子どものすこやかな成長を願う縁起物としても用いられてきました。

シンプルで美しい幾何学模様は端正な佇まいで、日本の「伝統美」と職人の「技」を体感できる作品になっています。

伝統をいかに現代に生かすか、他の業界においても重要な課題です。組子職人の伝統的な手仕事が減少の一途をたどる中、今回、組子をアート作品として昇華し、新しい価値を提供できたかと思います。

山下さんの作品が今後、さまざまな人の手に伝わっていけばと思います。

禅組子は、主に京都での販売になりますが、6月12日から30日まで中区佐鳴台のまるたけ堂 珈琲さんで「禅組子展」が開催され、購入することも可能です。

組子職人さん渾身の作品です。ぜひ足をお運びください。

まるたけ堂 珈琲

http://mc-ka.com

会期:2018612日(火)~630日(土)

時間:10:0018:00

定休日:日・月

入場料:無料

2018-06-22 | Posted in Blog, メディア掲載No Comments » 

 

あんじ窯 陶 井口「店頭幕」デザイン|静岡|浜松

浜松市の陶芸作家・井口淳さんの店頭幕をデザインさせていただきました。

井口さんは「土、人、炎」をコンセプトに、千年以上の歴史を持つ備前焼を作陶されています。素朴な佇まいで、思わず手にとってみたくなるような、親しみやすい作品ばかりです。以前、ショップカードもデザインさせていただきました。

店頭幕の設置場所は、井口さんの作品が並べられた小窓の隣。「陶」という文字を大きく配置し、インパクトを重視しました。何を一番伝えたいかということを考え、見せ方の強弱、余白を意識し、ギャラリーの前を通りかかった方が、ひと目見て、陶器のお店、ギャラリーだと伝わるデザインに仕上がりました。

また、作品を一点だけ配置することで、他にはどんな作品があるのだろうと想像が膨らみます。「土、人、炎」、井口さんのモットーを表現し、建物と一体感のあるデザインになったかと思います。

ギャラリーでは、井口さんが器についてわかりやすく説明してくれます。ぜひお立ち寄りください。

■あんじ窯 陶 井口

〒434-0003

浜松市浜北区新原6033

定休日:不定休

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屋外の店舗サインや看板を設置するときのポイント|まるたけ堂 珈琲・くつろぎ庵「看板」デザイン

 

浜名湖クレソン(新菜園)「パッケージ」デザイン|静岡|浜松

新菜園さんが生産する『浜名湖クレソン』の商品パッケージをデザインさせていただきました。

新菜園さんは、浜松市西区雄踏町で葉物野菜を中心に生産されている農業法人です。

代々受け継がれてきた農業技術を基に多品目栽培を行われている中で、遠州地域の気候と土質を活かした「サラダ用クレソン」を主力商品としてブランド化していきたいというご要望から、ロゴマークとあわせて、商品パッケージを制作させていただきました。

パッケージは、浜名湖を型どった大きな窓からクレソンがのぞく形にし、地域性を直感的にイメージできるデザインとしました。

クレソンは、わさびに近い特有の成分を持ち、サラダに適したさわやかな辛味が特徴です。「ピリリと香る、さわやかな味わい」というコピーとともに、浜名湖クレソンのロゴや特徴をシンプルに表示しています。

浜名湖クレソンは、サラダ使いに特化した提案をするとともに、浜松の特産ブランドとして展開していきたいというご要望から、「浜松産」であることと「サラダ用」であることを、手にとった方にしっかりとイメージ付けできるようデザインしました。

裏面についても、クレソンそのものに馴染むような配色を用いています。調理方法やおすすめのドレッシングなどを紹介することで、店頭で手にとった方が、すぐにご家庭での使用をイメージできるよう導線を作っています。

商品のパッケージは、店頭に並んだときに印象深く、インパクトのあるデザインが求められます。一方、生鮮食品の場合、商品そのものが見えなくなってしまうパッケージでは魅力が十分に伝わらず、本末転倒になってしまいます。

こちらのパッケージでは、浜名湖クレソンの特徴をしっかりと表示しながらも、商品の視認性をしっかりと確保し、クレソンのみずみずしさが伝わるデザインとしました。

地域の方々にとっては親しみを感じられ、市外の方々にとっては浜松の魅力を感じられるような、そんな地域のブランド野菜として、新菜園さんの『浜名湖クレソン』が全国に広がっていくのが楽しみです。

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ブランドイメージがでひと目で伝わるデザイン|養紡屋「ラベル」デザイン

 

「禅組子」DM・デザイン|静岡|浜松

6月12日から開催される「禅組子 展」のDMをデザインしました。会場は、浜松市中区佐鳴台にある「まるたけ堂 珈琲」さんです。

禅組子は、日本建築の建具に使われる組子の技術を結集し、新たな組子の魅力を伝えるアート作品としてプロデュースさせていただきました。ながめていると、心やすらぐ印象を受けたので、「禅」と「組子」を組み合わせた造語『禅組子 -Zen kumiko-』と命名しました。

https://www.55634t.com/?p=4734

禅組子は、古来より魔よけの役目や子どもの成長願う意味のある麻の葉をモチーフに、1600個もの木のパーツを職人が手作業で組み上げています。禅を感じる美しさと、心が落ち着くような安定感を持った、エネルギーあふれる作品になっています。

DMのサイズは普通のはがきより少し大きめで、存在感のある仕上がりになっています。定形郵便なので82円で送付でき、しっかりと情報を掲載したいときにおすすめのサイズです。

展示会にあわせて、レセプション用のDMもデザインしました。DMとデザインやレイアウトは統一し、テキストのみレセプション用に変更しています。

禅組子は、組子職人の渾身の作品です。緻密な禅組子の世界を鑑賞できるこの機会、ぜひお出かけいただければと思います。

会期:2018年6月12日(火)〜6月30日(土)

時間:10:00〜18:00

定休日:日・月

入場料:無料

会場:まるたけ堂 珈琲(駐車場10台以上)

住所:浜松市中区佐鳴台4丁目28-26

http://mc-ka.com/

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あんじ窯・井口淳「ショップカード」デザイン|静岡|浜松

静岡県浜松市浜北区に「あんじ窯」を構える、陶芸作家・井口淳さんのショップカードをデザインさせていただきました。

浜松市出身の井口さんは、岡山にある備前焼の窯元で学んだ後、浜松に戻られ、作陶されています。

千年以上の歴史を持つ備前焼は、釉薬を用いない「焼き締め」により、炎と土そのものを活かした焼き物です。素朴な佇まいで、一つ一つの器から手仕事ならではのぬくもりを感じ、親しみやすい印象を受けます。

今回、ご依頼いただいたショップカードは、名刺と兼用して使われるということで、表紙には井口さんのお名前と「陶」の文字を右上に掲載しています。あえて紙面から「陶」をはみ出して配置することで、勢いや動きを感じさせ、備前焼の力強さを表現しています。「あんじ窯」は落款を押したようなデザインに仕上げました。

ショップカードは、名刺サイズの二つ折。表紙を開くと、井口さんの作品とプロフィールが掲載されています。

左ページには、井口さんの作品と「土 人 炎」という文字を配置しています。土と炎の芸術と言われる備前焼ですが、人の手を加えないと作れないので、人という文字を加えて「土 人 炎」と表現しました。

右ページには、写真とプロフィールを掲載。相手が気になる、思わず聞きたくなるようなプロフィールを載せると、会話のきっかけにもなります。

裏面には、わかりやすい地図をレイアウトしました。

スマホで何でも検索できる時代ですが、ひと目でプロフィールと作品紹介ができるショップカード兼名刺は個人事業主や作家、クリエイターには有効なツールです。

このショップカード兼名刺を見て、井口さんの焼き物がより一層広がっていくことを願っています。

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シンプルでも「インパクト」のあるショップカードデザイン実例|はりサロンCamellia「ショップカード」デザイン

2018-06-01 | Posted in Blog, 実績No Comments » 

 

「禅組子」プロデュース・デザイン|静岡|浜松

日本建築の建具に使われる「組子」の技術を結集し、組子の新たな魅力を伝える「禅組子」をプロデュースしました。

組子細工は、小さく切り出した木のパーツを、手作業で組み合わせる、飛鳥時代から受け継がれる伝統技法です。主に住宅や寺院の建具などに使われます。

浜松市で伝統的な組子製作をしているジェイウッドさんから、組子の国内需要が落ち込み、職人が減り続ける中、組子技術の継承を危惧しているというお話をうかがいました。

創業48年のジェイウッドさんは、これまでに日本らしさを表現した「安らぎの伝統文化」を受け継ぐ、組子製品を作り続けてきました。

今回、ジェイウッドのさんのお話をうかがい、卓越した伝統技術を、観賞用のアート作品として昇華させた製品を作れないかと考え、組子技術の新たな価値の提案「禅組子」の開発に至りました。

禅組子は「禅を感じる美しさ」をコンセプトに、1600個もの木のパーツを職人が手作業で組み上げています。モチーフとなっている麻の葉は、古来より魔よけや葉がまっすぐ伸びることから、子どものすこやかな成長を願う縁起物としても用いられてきました。

シンプルで美しい幾何学模様は、飽きのこない端正な美しさがあり、上品な印象を与えます。

額装は中区鹿谷町のアート専門店「ページワン」さんでしつらえていただきました。

パンフレットには、海外からのニーズにも応えられるように、英語も併記しています。

今回、禅組子のプロデュースにあたり、国内だけではなく世界を視野に、組子の新しい魅力、価値を伝えるよう意識しました。伝統は守るだけでなく、時代をとらえ、新しい価値を作り続けてくことが重要です。強みを活かした、商品開発ができたかと思います。

禅組子は、浜松市中区佐鳴台の「まるたけ堂 珈琲」さんで今年の6月より販売が始まります。まるたけ堂珈琲さんでは、木のぬくもりを感じる心地良い空間で、美味しいコーヒーを味わえるので、ぜひ足を運んでみてください。

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ブランディングで、企業のサービスや商品の開発に取り組む