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引佐町森林組合「パンフレット」デザイン|静岡|浜松

浜松市北区引佐町で林業や木材加工業をされている、引佐町森林組合さんの薪直売所のパンフレットをデザインさせていただきました。

引佐町は、浜松市天竜区と並んで林業のさかんな地域です。森林の大部分を占める杉と桧は、主に建材として使われてきましたが、利用できず、伐採後に山に捨てられてきた材を薪として活用しようという試みが始まりました。

表紙は薪と暖炉の炎、そして「薪  森、ひと、暮らし」というシンプルなタイトルで、飾らない素朴なイメージを全面に出しています。自然の木そのものが商品なので、このくらいの素朴さがぴったりですね。

パンフレットを開くと、冒頭では日本の森林の現状や、林業の課題などをわかりやすく説明しています。資源として活用することで森が健全に保たれる、というメッセージを発信しています。

また、浜松市は全国に先駆けてFSC認証(森林の環境保全に配慮し、地域社会の利益にかない、経済的にも継続可能な形で生産された木材に与えられる認証)の取得が進んでいる自治体でもあります。薪として販売される木材もFSC認証の森林で伐採されたものなので、薪の購入が、環境に配慮した森林を守っていくことに繋がるという、社会的なメリットも伝えています。

山に囲まれたのどかな田園風景や太い丸太など、引佐町の豊かな自然を感じられる写真を大きく使い、「薪」が山と町の暮らしをつなぐイメージを可視化しました。

裏面は引佐町森林組合さんの団体概要や事業内容を掲載。森林組合さんの事業というと、なかなかイメージがつきにくいですが、椎茸の原木を販売されていたり、コアラの餌としてユーカリ栽培をされていたりと、ちょっと興味をひくものも。意外に私たちの暮らしと接点があるのかもしれませんね。

そんな引佐町森林組合さんのことを「薪」をきっかけに、より多くの方に知ってもらえればと思います。

近年は、東日本大震災などの影響もあり、自然エネルギーへの関心が高まっています。地元の山で採れた木々を暮らしのエネルギーにするということは、海外から資源を輸入することに比べれば、地域の豊かさにもつながります。何より、いざという時にも心強いですね。

こうした地域資源の活用が、今後ますます広がっていくことを願っています。

 

2017-04-18 | Posted in Blog, 実績No Comments »